- Amazon.co.jp ・本 (528ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150310011
感想・レビュー・書評
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SFちっくなラノベ風ラヴストーリーでした。
揚羽と陽平が付き合いだしたら、どうしようと思ったけど
二人はあの距離感がちょうどいいのでしょう。
置名草のその後とか知りたい。続き読みたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
これはいいハードSF
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タイトルと表紙絵で「萌え?」と思いましたが、内容は違いました。人工妖精の苦おしいほどの献身が愛おしいです。人工妖精たちは「人は人が思っているよりもずっと、優しい」と確信している…
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えー、完全に竹岡美穂先生の美麗表紙のジャケ買いでした。
最初は独特の世界観の解説描写が多く、この固い文章が
500ページ以上続くのか…とうんざりしかけていたのですが、
どんどん面白くなっていきました。
何と言っても、主人公・揚羽がめちゃめちゃ可愛い!!
竹岡先生の絵で良かった、てくらい表紙絵にぴったりの
キュートで、イイ性格(笑)で、誇り高い女の子でした。
序盤この揚羽を例えた「五等級」て本文では蔑称っぽい描写が
気に食わなかったのですが、これは引っかけですね。
彼女の出生などはCLAMP先生の「ちょびっツ」を思わせます。
彼女の脇を固める陽平・鏡子なども魅力的で良かった。
ただ、長すぎて中だるみを感じないでもなかったので、
分冊が良かったかなぁ。 -
正直言って、タイトル見て、えろいのかぐろいのが頭を過ぎってしまい、一度スルーしてしまいました。すいません。
ですが、よんでみて良かったです。置名草の最後は絶妙だと思いました。 -
これでもかというくらいの理想論を真っ向から説いてみせた、とびきり美しい"恋"の物語。人間は自分たちが思っている以上に優しくて、その優しさが人工妖精を傷つける、と揚羽は述べます。素で言うのが恥ずかしくて思わず躊躇ってしまういそうなことを、テーマとして堂々と語ってしまっているのが、なんといってもこの作品の魅力でしょう。
少しとっちらかった印象はありますが、その点を差し引いてもかなり良かったです。 -
無機物萌えの自分には「銀色の恋人」彷彿として好きな感じ。
ちょっぴりあちこちでオタク的にこゆい解説のうざさを感じないでもないが、ハードボイルドな展開も面白かったし人工妖精たちの健気さでカバーされてる。後日の話も読みたいな。 -
はまった
おもしれー
表紙買いだったのですがね
個人的には人工知能の反乱の辺りの真実が好きです
外宇宙へと地球への帰還と -
なんとなく軽く、萌え系の女の子が登場しそうなタイトルですが、なかなかどうしてハードボイルドなSFです。ナノマシンの集合体であり、人工物でありながらも決してロボットなのではなく生の感情を持つ存在としての彼女たち。その葛藤が痛いくらいですらあります。
ストーリーも骨太で最後まで一気に読ませてくれます。