- Amazon.co.jp ・本 (291ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150310639
作品紹介・あらすじ
神林長平の影響を受けた新世代作家による傑作アンソロジーが文庫化。
神林SFを代 表する長短篇を独自に解釈し、自由に想像力を広げた全8篇を収録
芥川賞を受賞した円城塔や、まどか☆マギカの脚本を担当した虚淵玄など、今話題の作家の作品も収録されています。
序文――敬意と挑戦 神林長平
「狐と踊れ」桜坂洋
「七胴落とし」辻村深月
「完璧な涙」仁木稔
「死して咲く花、実のある夢」円城塔
「魂の駆動体」森深紅
「敵は海賊」虚淵玄
「我語りて世界あり」元長柾木
「言葉使い師」海猫沢めろん
各篇・巻末解説 前島賢
感想・レビュー・書評
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神林作品はほぼ未読で本書を読んでみました。そのせいか、話に入り込めない作品もありましたが、楽しめました。辻村作品が作者が好きなせいか一番よかったなー。
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神林なんてこれっぽっちも知らずに短編読みたかったから買った。どの話も元のヤツが面白そうでまぁ買って良かった。虚淵と辻村深月、仁木稔のがなかなか。
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本作品読んだことないのに
いきなり読んじゃだめだね… -
まあ、御大には、まだ誰も敵わないのだな、ということがよく分かりました。
と、これで終わっちゃうのは、あまりにあまりなので。
虚淵氏の「敵は海賊」は、かなり面白かったですよ。
文体こそ御大には敵わないけれど、読みやすさは素晴らしかった。
分かりやすいストーリィではあったけど、構成がお見事でした。
これが正史で良いんじゃないか、と思えました。
それ以外の作品も、面白いことは面白かったです。
円城氏は、もういつも通りの円城氏でした。
神林トリビュートとは思えないくらい、いつも通りでした(笑)。
惜しむべきは、伊藤計劃氏が参加できなかったことでしょうね。
テーマまで決まっていながら、間に合わなかった。
読んでみたかったなあ。。。伊藤計劃氏の「過負荷都市」。
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トリビュートとなってるけど、普通のアンソロジーとして読める。円城塔はいつもより熱い。森深紅は拾いモンの予感。虚淵玄のきっちりした仕事っぷりも良いな。でもなんと言っても、辻村深月には泣かされた!
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SFとファンタジーは紙一重なのを再認識。
だって胃が体を飛び出して冒険したり、
子供の時期だけ猫と話ができたりと
科学と呼ぶにはあまりに荒唐無稽すぎる物語が
所狭しと展開されているのだから。
そのなかでも特に印象に残ったのは
『魂の駆動体』
という時代遅れの車を作ることに魅せられた
老人たちの話。
森深紅という著者、初めて知ったけど
かなり上手い。
さっそく森氏の単行本をamazonでポチった。
届くのが楽しみである。
アンソロジーにはこういった
予期せぬ出会いがあるから素晴らしい。 -
神林作品をもとに複数の作家が書いた作品のトリビュート短編集。「狐と踊れ」(桜坂洋)、「七胴落とし」(辻村深月)、「敵は海賊」(虚淵玄)の三編が好みだった。「死して咲く花、実のある夢」(円城塔)はもう一回読んでみたい感じ。
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辻村深月の短編が面白かった。