- Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150311049
作品紹介・あらすじ
『天冥の標』を展開中の著者が21世紀と23世紀を“つないで”描く、異色の時間SF長篇
感想・レビュー・書評
-
ん-・・・
ちょっと難解詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
現代の日本アルプスと、23世紀の木星。時も場所も違う2つの世界にまたがって出現した、なぞの生物。
「尾っぽの方が23世紀の木星に挟まって動けない」と現代に現れた頭の部分がのたまって・・・。
とにかくその生物を解放しようと、日本と木星にそれぞれ居合わせた女性と少年が試行錯誤の交流を図るお話。
今やったことが、未来を変える。この、当たり前だけど実感できない事実を、平面にして見せてくれる。 -
#日本SF読者クラブ 「コオロギ岳」ではない。「木星前方トロヤ群」がわかなくても大丈夫です。時間SFなんだけど、難しい理屈は無視して(?)スラスラと読むこと。新型コロナ疲れの頭には、一服の清涼剤となるでしょう。
コミカルな「時砂の王」という例えもあったが、言いえて妙です。作者が「天冥の標」の執筆の合間に書いた作品である -
新年早々続けて小川一水。
「風の邦、星の渚」はSF要素薄めだったけど、こちらはSF要素満載。
なんと言ってもみんな大好き時間SF。
ずっとわくわく、にこにこしながら読めてたし、オチもきれいに決まって文句なし。
小川一水にハズレ無し! -
著者:小川一水(1975-、岐阜県、小説家)
-
SF。時間SF。
ストーリーもシンプルで、キャラクターもコミカルで読みやすい。
サクッと読めて気楽に楽しめる一冊。
カイアクの会話が、少しズレていて面白い。 -
つい帯に釣られました。見事に釣られました。 作者も、こういうの書きたくなるよね……。というぐらい軽く読める時間SFものでした。コロロギ岳から太陽観測をする仕事をしている女性が出会った、突如現れた「大根」とは……。まさか小川一水さんが、こっち方向のネタをいれてくるとは……とちゅうで消えちゃいましたが、笑ったー。深読みしたくなる気持ち、わかります!でも、私は実は上は女の子だと信じてました……!
-
オビにある通り、さっくり読めちゃう箸休め的一品でございました。