ブラックラジオ (ハヤカワ文庫 JA オ 11-1)

著者 :
  • 早川書房
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本棚登録 : 39
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150311643

作品紹介・あらすじ

聴こえる人には聴こえるラジオ番組。例えば誰が死ぬか予告されて……戦慄のradio小説

感想・レビュー・書評

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  • 謎のラジオ番組を聴いてしまった人が不幸な目に。ちょっとレトロ感のあるブラックユーモア短編集で面白かった。

  • 1980年代チックな書きぶりだけど
    はるかにつまらなく、テンポも合わず。

  • ブランニューデス
    ニコニコ交通情報
    ジョークナイトデスマッチ
    全国こども電話相談室デビル
    デッドモーニングクリニック
    ブラックサンデー競馬中継
    デッドボールナイター
    コルセット密室殺人事件
    ドリーム・フォー・レクイエム
    ジョークナイトデスマッチ第十試合

    著者:大山尚利(1974-、東京都、小説家)

  • ブランニューデス ジョークナイトデスマッチ ブラックサンデー競馬中継

  •  いつも聴きなれた番組をラジオの前で待っていると、急にノイズが入り、知らない番組の放送が後を継ぐように流れ始める。それを耳にしたときから、視聴者ではなく、番組への参加者としてエントリーされるのだった。そして、それが悪夢の始まりだった。
     【ブランニューデス】【ニコニコ交通情報】【ジョークナイトデスマッチ】【全国こども電話相談室デビル】【デッドモーニングクリニック】【ブラックサンデー競馬中継】【デッドボールナイター】【『コルセット密室殺人事件』第9回】【ドリーム・フォー・レクイエム】【ジョークナイトデスマッチ 第十試合】

    __ラジオを題材にした連作集。ほとんどの話がブラック的な要素を含んでいる。
     ラジオは映像がないため、聞いた事柄を自分の頭の中で想像していくため、それらは十人十色に展開されていく。こんなラジオがあったら、恐くてたまりません。急に聞こえてくるなんて逃げ道ありませんw。強制参加・・・終了(しゅーりょーう)です。個人的には【ブブランニューデス】と【ドリーム・フォー・レクイエム】と【こども電話相談室デビル】が好き。 
     長寿番組『こども電話相談室』終了とのニュースが最近耳に入ってきた。これもなにかの縁だろうか・・・。

  • 本日、市内で死亡するのは××にお住まいの××さんです―中一の亘がラジオをつけるとノイズとともに流れてきたのは「ブランニューデス」という不気味な番組。人が死ぬ瞬間を生で見ようと予告の場所に行った彼が見たものは?この局から流れるのは、つまらないジョークの投稿者を処刑するお笑い道場や、相談者をいたぶる子どもラジオ相談室―暗黒のラジオ局がリスナーの命運を左右する異色短篇集ラジオ・ミックス!!

    ブラックユーモアがあって面白かった。各々話が分かれているけれどどこかで繋がっているのでなかなか面白いと思う。

  • うーん、イマイチ

  • チューニングの一瞬狂ったラジオの雑音がクリアになったとき、いつもと違う番組が流れてきたら…。
    PCに向かう時にはラジオを聴くことが多いので、ちょっと怖かった。

  • 奇妙なラジオ番組が引き起こすさまざまな事件を、ブラックユーモアたっぷりに描いた連作ホラー。こんな番組、あったら聴いてみたいような、聴きたくないような……? ラストのオチにも笑いながら、ややぞくりとさせられてしまったかな。
    一番怖いのは「デッドモーニングクリニック」。朝から爽やかにこんな番組聴きたくない!

  • 最近めっきり聞かないラジオ。
    どうにもおもしろい事になってるようで。
    ラジオに関するブラックな短編集。
    ノリも良いですよ。

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著者プロフィール

1974年生まれ、東京都出身。和光大学人文学部文学科卒。2005年『チューイングボーン』で第12回日本ホラー小説大賞長編賞を受賞。選考委員の林真里子氏から「まごうかたなき才能の持ち主である」と賞賛される。著書に『1gの巨人』『揺りかごの上で』(ともに双葉社刊)など。

「2013年 『紙の眼』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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