天冥の標VIII ジャイアント・アーク PART2 (ハヤカワ文庫 JA オ 6-23)

著者 :
  • 早川書房
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感想 : 57
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  • Amazon.co.jp ・本 (389ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150311698

感想・レビュー・書評

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  • 毎度のことながら早く続きが読みたい。いまや唯一読む小説。

  • もはや「人類」をどう定義してよいのか判らない。人類の末裔がそれでも「生き延びよう」とする。
    「知性体とは何か」「生命体とは何か」を問う超大河小説もいよいよ終盤へ。

  • 1巻メニー・メニー・シープ後の物語が始まった。
    どんな結末に向かっていくのやら?

    アケボシの群生が何かを暗示している様な気がして、何となくほっとした気持ちがある。

    全ての生物にとって明るい未来があってほしい。

  • カドム復活。まぁ、ほぼ主人公なんで死なないとは思ってたけれども。
    で、セレス・シティの探索、咀嚼者との戦い、冥王斑治療薬と話が進展して次巻
    次巻は再登場(こっちは本当の復活)したアクリラの活躍かな?

  • 地上へ向かうセアキやイサリ。咀嚼者と戦うエランカたち新政府とラバーズ。次々と現れれる異星人。記憶が暴かれ謎が解け、すべての流れが集まる。

  • 思えば、メニーメニーシープのラストから、いったいどこへ物語が展開できるものか?と思うくらい、絶望的な状況だったはずが、途中で出てきた様々なものを思えば、なるほど、それくらいの逃げ道はあるのかと思わされてしまう。冒頭からこの展開を見越して色々構成してあったのだろうから、この作品はすごいなと思う。ただ単に巻数の多いシリーズというのではなく、きちんと一つの長い物語として納得のいくラストにたどり着けることを期待するよね、ここまでくると。

  • 最初のカヨとアクリラがホラーだったのですが最後のアクリラが非常に可笑しかったです。

  • おおー。今回もやるねえ。
    しかし、話が収束へ向かってきたので、あんまり胸踊らない。どこへ着いても、知ってる所だもんで。

  • 8巻の下巻にして、待ちに待った1巻の続きの物語が進んでいく。
    登場人物にとっての謎(読者は知っている)が少しづつ明らかになっていき、かつ役者も揃ってきた感じ。

    残り2巻(2冊とは言っていない)でどういう結末に向かっていくのか期待が高まる。

  • ーーー西暦2803年、メニー・メニー・シープから光は失われ、邪悪なる“咀嚼者”の侵入により平和は潰えた。絶望のうちに傷ついたカドムは、イサリ、ラゴスらとともに遙かな地へと旅立つ。いっぽう新民主政府大統領となったエランカは、メニー・メニー・シープ再興に向けた苛酷な道へと踏み出していく。ふたたび物語が動き始めるシリーズ第8巻後篇。

    天冥の標、待望のシリーズ最新作。

    1巻に似て、ハードSFでありながら群像劇の側面が強かったように思う。
    それぞれの舞台で自分の役割に(役割を見つけることも含め)全力を尽くすのは読んでいて気持ちいい。

    ここに来て更に役者が登場しつつも、クライマックスへ向かっている物語に心を奪われている。





    ただ、自分がすべてに背を向けて明日の食い物だけを心配するような人間では、ありたくないからだ。

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著者プロフィール

’75年岐阜県生まれ。’96年、河出智紀名義『まずは一報ポプラパレスより』でデビュー。’04年『第六大陸』で、’14年『コロロギ岳から木星トロヤへ』で星雲賞日本長編部門、’06年「漂った男」で、’11年「アリスマ王の愛した魔物」で星雲賞日本短編部門、’20年『天冥の標』で日本SF大賞を受賞。最新作は『ツインスター・サイクロン・ランナウェイ2』。

「2022年 『ifの世界線  改変歴史SFアンソロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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