- Amazon.co.jp ・本 (373ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150401344
感想・レビュー・書評
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上下巻がある本は大体上巻だけ読んでもういいやってなっちゃうけど、久しぶりに下巻まで読みたくなる面白い本でした。
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上巻で意味不明だったことが
次々とつながっていく様がよい。
メイジャー*3の引き籠る様や、
軍医の死が滑稽ながらも不気味である。 -
滅茶苦茶な設定や登場人物、喜劇のような矛盾した掛け合いがおもしろい。
しかし読み進めていくと、現代社会の腐敗や矛盾、それに対する葛藤を映し出していることに気づく。
とにかく、もっと若い時にこの本に出会いたかったなぁ… -
地獄から抜けるには地獄の構造を知らなければならない。
狂気から抜けるには狂気の構造を知らなければならない。 -
ナンセンスな会話とかめちゃくちゃなキャラ設定とか。不条理な世界と、シニカルな笑いの中で最終的にはいつの間にか感動してた。ヴォネガットの読後感に似ているかな。傑作、と思う。
印象に残った文書メモっておこうと思ったけど、どこを切り取っても面白いからまた読み出してしまう。 -
読んで1週間以上が経つけど、まだ興奮がおさまらない。下巻の最後半分くらいは、途中で本を置くことが出来ず、寝る前に読み始めて朝4時に読み終えた。キャッチにしてもスローターハウスにしても、大審問官以来の「子供の問題」を、結局ずっと問いかけ続けているんじゃないかと思ったり。でも何かまとまった感想なんて、とても書けないな。
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上下巻。読むと止まらない酩酊感のある戦争小説。
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不条理戦争文学の傑作。とりあえずオアがすごい。
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図書館に引きこもっていた頃に読んだ。この作品の翻訳本が消えてしまったら悲しい。