暗殺者の飛躍〔下〕 (ハヤカワ文庫 NV)

  • 早川書房
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感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150414177

感想・レビュー・書評

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  • 読む前はCIAのバックアップがついて
    緊張感がなくなってしまうのでは?と不安だらけだったけど、
    前よりも「任務中誰の記憶にも残らない男(グレイマン)」でいるのが難しいアジアでの任務となり、全体的にレベルアップをしている。

    「ただのCIAの隊員」になり下がったわけではなく、一作目から続く
    CIAとしても、冷酷な暗殺者でもない、中途半端で、無骨で、ユーモアのある
    カッコ良くなくてカッコいい
    私の知っている
    「暗殺者グレイマン」の姿が見れて良かった。
    スーザンをいつかはギャフンと言わせてほしい…

    終わり方爽やか〜
    そして著者近影も爽やか〜

  • ちょと真相が複雑だが、ここまで読ませてくれれば十分。

  • 仕事のバディを見つけたグレイマン。しかも飛び切り一級でグレイマンより能力は高いかもしれない。この2人で自作を描いてくれないかな?

  • 今後に繋がる伏線が仕込まれた作品でしたね。

    前作で、SOS(見つけ次第抹殺)指令が解除され、CIAの雇われエージェントとして活動を始めたわけですが、その最初の活動で、またややこしい状況に巻き込まれています。

    昨今の映画で、チャイナマネーの興隆を感じる訳ですが、この作品でもその例には漏れません。昔はソ連、ちょっと前は中東のテログループ、今は中国が、エスピオナージの典型的な敵役あるいは盛り上げ役と言う事でしょうか?

    未訳の次の作品もあるようなので、早く翻訳して欲しいですね。伏線が回収されている事を願います。って言うか、ダチョウ倶楽部的に仕込まれているので、確実に回収されると思っているんですがね?

  • ラストまでテンポは落ちることなく、グレイマンvs中国特殊部隊vsタイギャングの闘いが続く。
    相変わらず映画のワンシーンの様な視覚的なアクションシーンは読みごたえがあるし、2重3重の捻ったプロットも完成度が高い。

    ただ、今回は三つ巴の一端であったSVRがそうそうに殲滅され、生き残りのゾーヤとグレイマンの、刹那的とはいえロマンスが発生するというのが意外。
    他の小説と違って孤高の立場を貫いてきたのに…。

    ま、今後の強力なパートナーとしてグレッグ・ルッカのキーパーシリーズみたいになればそれはそれで面白いかな?
    そして早くもCIAとの不協和音、今後の展開が楽しみ。

  • 下巻では、いつものグレイマンことコート・ジェントリーが暴れまくる。タフな仕事をタフな肉体で遂行するシーンは、まさに本シリーズの真骨頂。これまでと異なるのは、チームとして行動するところ。しかも、いつもはハードボイルドか!と思うほど女気がないが、今回は違う。女と協力して作戦を実行する。恋愛にも発展するところが新しい。グレイマンが女性を愛することが、すでに意外な感じはするのだが、そんなジェントリーも悪くない。次回作でも、ゾーヤは登場してくれるのだろうか。二人での作戦行動は息も合っており、物語としても幅が広がって面白くなりそうだ。ぜひ、継続的に登場させてほしい。

  • 下巻では中国人ハッカーを保護するもラオスで離ればなれとなる。

    その後、なんとか所在地を突き止めるもそこはマフィアの巣窟で、そこに中国共産党軍とロシアのチームが突入してくるという混沌とした状況に。。

    前作までと違って、追いかけられることはなくなりましたが、それでも面白さは健在です。
    展開が早くていい。

  • 映画の「ミッション:インポッシブル」シリーズみたいになりました。

  • どんどんヘタれてきてる気もするけど。
    感情面の描写のせいかな。

  • 北上次郎さんおススメのグレイマンシリーズに着手。図書館には1作目がなかったので、適当に選んだのがこのシリーズ6作目だった。。
    暗殺者グレイマン、その前に現れる謎の女工作員。
    中国にロシアにCIAにと三つ巴の複雑な設定の中、急流を下るような次から次へとアクションの連続。

    グレイマンは”殺し”もするが人助けもせずにはいられないところがよい。
    完全無敵ではなく、肉体的なダメージも受けるし、騙されもする。
    そんな彼と女工作員の邂逅がクライマックスかな。

    とにかく展開が早く、一気読みできる作品。

    シリーズ1作目から読みたいと思ったよ。

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