- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150504830
感想・レビュー・書評
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副題に時間が足りないあなたへと書かれている割には時間の欠乏に対する言及は少なかったように思う。
ただ、時間あるいはお金に対しての欠乏状態がどのような症状を引き起こすのかはよく分かった。
読んでいて診断だけされて治療されない気分なる。
まあ欠乏状態にならない画期的な対処法が存在しないことだと思う。
日々の意識で変えていくしかないか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
第48回アワヒニビブリオバトル「散る」で発表された本です。
チャンプ本
2019.02.05 -
2022.10.25 読了
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今の私の生活にはあまり必要ないと感じた。
しかし、所々目線を変えたアイデアで、企業や国や人々が取り入れれそうなものがあり感心した。
私が理解力に乏しく、この本がどうしても持つべき者たちの勝利に感じてしまい、身も蓋もないなぁと
お金か時間があれば大抵のこと解決できる的な。
全然違った解釈ならすみません。
いずれにしても、たとえ持たざるものであっても、いくら処理能力に負荷がかかってても、
如何に決断、選択するかであり、
それはセンスの一言に尽きる
そのセンスはやはり教育や成育環境によるものが大きいという持論があり、
今後の人生も自分が納得いく選択をし続けたいなぁと思いました。 -
題名の通り、いつも何かに追われている私の生活を振り返るにはもってこいの本でした。何より、読了後は自分の公私共に行動を客観的に見ている自分がいます。
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欠乏。富めばとむほど余裕がなくなる。
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読む時間がなくて他の記事での要約を見た上での所感。
「いつも時間がないあなたに」
https://honz.jp/articles/-/43694
どうしたら集中して作業ができるか?
・・・期限ギリギリまで作業をしないこと。そうするとものすごく集中できるので通常より早く作業できる。
しかし、その間トンネリングという、集中する代わりに周りの大事なことに目を向けることができなくなる。
このデメリットは、メリットを上回る。
だから、必ず余白、スラック、余裕を持ったスケジュールにすること。
こんな話をどこかで耳にしたことがある。
手術室が3つあって、その稼働率をいつも100%にしていたところ、緊急手術のスケジュールが入ってしまい、
リスケ、調整などで時間が取られて、稼働率が下がってしまうこと。
逆に、3つの手術室のうち常に1つを空けておくことで、緊急対応にも柔軟に対応でき、稼働率を高められたという例があった。
これはとても示唆的で、スケジュールをミチミチにつめてしまうと、想定外の事態に対応できなくなるから、
想定外の事態のための余裕を持たせておこう。 -
忙しさが忙しさを呼ぶ。貧困が貧困を呼ぶ。
人は資源の欠乏に直面するとその資源で眼の前の問題を切り抜けようと、精一杯やりくりするために処理能力を集中する(集中ボーナス)。
しかしそれ以外のことはほったらかす(トンネリング)。
何とか眼の前の問題を切り抜けたと思ったら、次にほったらかされた別の問題が火を吹く。
なぜ欠乏に直面するか?豊かな時に資源を浪費するから。また、浪費していなくとも、想定外のショック(外的要因による資源の消費)に乗り切れるだけの余裕が無い場合。
欠乏に備えるには。特に豊かな時にショックを乗り切れるだけの蓄えを持つこと。金銭面では貯蓄や保険。時間面では?リマインダー、余裕時間や予備日。
印象的だった例:
アメリカのとある病院ではオペ室がいつも満杯で調整に多大な労力を掛けていた。この問題を解決したのは『常にオペ室を1つ空けておくこと』だった。この事例がシンプルでとても分かりやすかった。
本書で特に重要なテーマとなっているのは貧困について。だからタイトルを見て手に取ると少し内容が違う印象を受けるかもしれない。しかし忙しさについても触れられており、スケジュールの立て方や日々の生活をするうえで参考になる考え方があり興味深かった。 -
最後の結論に内容が集約されている。何事も余裕もって行う事が重要と認識した。ただ余裕がありすぎると行けないので、適度なスラックを常に確保する必要がある。これは言うの簡単だけど、実際実行するのは難しい。日常で欠乏を感じたら、一度立ち止まりスラックを確保するにはどうすれば良いか考えたいと思う。