- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150504830
感想・レビュー・書評
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261ページ 10章から
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主に時間とお金に関して、なぜ欠乏が起きてしまうのかのメカニズムを大量の研究によって解明する本。
よく夏休みの宿題は夏休みが終わるギリギリになって初めて焦って手を付けるみたいなことがあるけれどなぜそれが起きるのか、みたいな。
時間がない状態に陥るとそこから脱するために処理能力を占有されることになりさらに時間を失う状況に追い込まれてしまうみたいな話が面白かった。
一番大事な、じゃあそういう状態にならないためにはどうすればいいかみたいなとこがすごくあっさりしてたのがちょっと物足りなかったかも。 -
欠乏が起こす問題はそのことに集中しすぎること。
他のことに集中出来ずミスする
貧乏な人は視野が狭いなど。
話が冗長すぎる点が難点 -
時間管理の本かと思いきや、行動経済学の本。欠乏状態をいかにして回避、もしくは自分でわかった上で利用するか?
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欠乏とは、自分の持っている者が必要と感じられるより少ないことである。
誰しも貧しくなると、有効な処理能力が落ちる -
余裕あるときなら十分予測出来たこと|してたことなのに、忙しくて先のことを考えられずにほっといて、いざそれが起こると驚きと衝撃を受けたり...
たとえばプロジェクトでも、ボヤに気づいてはいてもトンネリングの外にいってしまって炎上してから気づくなんてことは達成や時間への欠乏が生んでることなのかな。往往にして詰め込みが正義(であらねばならない)という考えに陥りがちだけどスラックを持つことは怠けではなく、リスクヘッジだということにとらえ直さないとね。 -
2018/08/27 初観測
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序章
第1部 欠乏のマインドセット
第1章 集中とトンネリング。第2章 処理能力への負荷。
第2部 欠乏が欠乏を生む
第3章 荷造りとスラック。第4章 専門知識。第5章 借金と近視眼。第6章 欠乏の罠。第7章 貧困。
第3部 欠乏に合わせた設計
第8章 貧困者の生活改善。第9章 組織における欠乏への対処。第10章 日常生活の欠乏。
結論 -
タイトルだと、時間管理について書かれていると思ってたけど、内容は各種の貧困についての学術書。
丁度貧困層への支援について考えていた時に出会ったので、参考になった。
読んだ結果、貧困層への支援の難度の高さが思った以上に大変だと思った。