- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150504830
感想・レビュー・書評
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時間や金銭など、何かしらが「欠乏している」状態のときに、何が起こるかということを書いた本。
大量の実証実験とともに記載される。
要するに、やらなきゃいけないタスクがいっぱいある状態だと、それが気になって集中できないから、即座に、そのタスクだけに集中してやってしまおうという話。
締切を事前に設定すれば、集中して素早くできるから、さっさとやろうと。
そしてそれを実現するためには、スケジュールをパツパツにするんじゃなくて、空きがある状態、「スラック」がある状態にしておくのが大事。
言っていることはいいことだし、主張も面白いし、実証実験も最初は面白かった。でも、さすがにくどすぎ。同じことをずーーーーっと繰り返し書いている。
流石に飽きます。
だから、星3。前半で終わってれば星4にはなっていたと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【買った理由】
・時間管理術に関心があり、
タイトルに惹かれた。
【内容や感想】
時間管理術のガイドではなく、
行動経済学の本でした。
(よく見ると、
タイトルにも用いられて
いた‥)
出版社の悪意とまでは言いませんが、
ミスリードを誘う意図はあったのかも?
多数の行動経済学の実例、
実験が記述されており、
長いです。
私には読むのが大変でした。
半分読むのに90分掛かりました。
私が本書から読み取った
内容は以下。
✔︎スラック(余裕)を持って生きましょう
✔︎人は、
いざ、締切などの危機的な状況が迫ると、
パフォーマンスを発揮する!(こともある)
✔︎一点に集中、捉われ過ぎると、
周りが見えなくなるから注意!
(↑この現象を、本書では「トンネリング」
とのはいいから注意書き呼ぶ呼ぶ呼ぶ。
トンネルを見つめるとき、
内側はよく見えるがトンネルの周囲は鮮明ではないことにちなん出。
【学んだことと・今後行動に移したいこと】
人間は、
自分の時間を甘く見積もる傾向がありそうです。
時間に余裕を持って行動することを
強く意識したい。
具体的には、
想定する時間の、
倍の時間を見積もりたいです。
難しいのは承知ですが、
さっそく
意識を改めようと思います!
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時間やお金が無い欠乏状態になると人間の処理能力が落ちるという話。
貧困層は処理能力が落ちているため、仕事の効率は落ちるし、金を増やすための長期的な計画も出来なくなるから貧困から抜け出せないスパイラルに陥るって言う絶望的な結論。
人間は先の予定は意識の外にいくから、締め切りが先だとすぐ取りかからないとか、そりゃそうだろうなって話も多く、その割には大した対策は書かれていない。あくまで人間の特性を理解したうえで対策考えてねって本。
対策はある程度思いつくけど、それをやる気が起きないのはどうすれば……。 -
上司が絶対に認めたがらない本。
仕事の失敗を怠慢のせいにできなくなるから。
貧困者の方がおおかたの経済学の前提である「合理的経済人」に当てはまるという指摘が興味深い。
経済学という学問が必ずしも「ゆたかな社会」の住人を説明できない理由がこのあたりにあるのがわかる -
処理能力への見解が面白いと感じました。
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足りなくなると頭がおかしくなる
集中力を生む事にも判断力が喪失することにもなる -
だいぶ分厚いけど、事例で埋め尽くされていて冗長な印象。
結論、とにかくスラック(余白)が大事ということだ。人生にいかに余白をつくりだせるか。 -
時間に追われる原因はギリギリまで余裕がない状態になるまで時間を無駄に使っていることだと理解しました。
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欠乏状態にあることにより心的資源が奪われ、処理能力や自制心に悪影響が出る
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自分にとって必要な時間・お金が足りないと感じるとどうするか? 集中し取り組む。そのことかが視野狭窄をを起こし、処理能力を低下させ、欠乏が欠乏をよぶ。まさに。
切羽詰まってやったことは、やっつけ仕事になり、すっきりしないことが多い。自分の処理能力等をシビアに考慮し、ゆとり・余裕を持って行動していきたい。