- Amazon.co.jp ・本 (348ページ)
- / ISBN・EAN: 9784151300042
感想・レビュー・書評
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ミステリーとは違うのでしょうが、ビッグ4との対決にはハラハラしました。主人公がやられる筈がないと思ってはいましたが(笑)。
そもそもビッグ4という組織が分かり難かったです。 -
非常に読みやすい文体だった。従来のポアロ作品とはやや異質。ドラえもんの長編映画を見たような感覚。普段は小さい町、一つの館での出来事に灰色の脳細胞を駆使しているポアロが、まさかの世界を股にかけての秘密結社と戦うとは!
推理より度胸!で乗り切ろうとするシーンも多く、またヘイスティングスがしょっちゅう気絶しては寝込みの繰り返し。
短編の組み合わせだと知って、場面転換の多さに納得した。
本来のポアロ作品と比較すると、違和感のある展開だし、世間では評価の低いという意見も納得できる。おじさん2人の冒険活劇、そう割り切れるのであればおもしろかった。 -
「ビッグ4」A.クリスティー◆突然ポアロのもとへやってきた諜報員が、ひたすら4を繰り返し書いたことから始まったビッグ4との対決。ポアロとビッグ4の裏のかき合いがすごい。もはやどこまでが裏なのか。ヘイスティングズはポアロの思考に置いていかれぎみで、それでこそ探偵の相棒である(笑)
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いつもと毛色が違う作品。あまり評価が高くない作品として知られていますが…冒険小説っぽくて謎解き要素は少ないもののポアロとヘイスティングズの友情の強さがわかる1冊なのでファンとしては楽しく読めました。
短編をいくつか繋ぎ合わせて長編にした作品とのこと。 -
1度映像で見ていた作品。よくわからなかったところもあったけど、本を読んでよくわかった!
現実的にはありえなさそう…なこともあるが、展開が気になって読み進めたくなる作品☆ -
なんというか、ポアロらしくない作品。007のような世界を股にかけて、悪と戦う、みたいな。ポアロはあくせくした探偵は軽蔑してなかったっけ?と思ってしまった。でもヘイスティングスが出ていたので、それは嬉しかった。相変わらず不憫だったけど♪
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クリスティの国際謀略物ということで読んでみた。実はテレビでビッグ4をやった時の脚本家がマーク・ゲイティスだったので読んでみたかったのだ。この作品は凄くホームズっぽい気がする。国際謀略、マーク・ゲイティスの思いがそうさせるのかもしれないが最強の犯罪組織対ポワロの灰色の脳細胞、ヘイスティングスの愚直さという構図、とても面白かった。特に後半が読み応えがあった。007が好きな人にもオススメだと思う。
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評価があまりよくないのは知っていたので今まで避けていた作品。従来のようなポアロを期待しているとやはり物足りない感はあるかも。でもヘイスティングズというキャラクターとポアロとの友情が好きな人なら楽しめると思う。なんだか短編集のようだなーと思っていたら短編のものを繋ぎ合わせて長編にしたものらしい。