ソーントン・ワイルダー〈1〉わが町 (ハヤカワ演劇文庫)

  • 早川書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784151400094

感想・レビュー・書評

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  • あまりにも好きで、この本をテーマに卒論を書いた。 好きな場面、せりふ、演出、あまりにも多すぎて… 一生かかっても満足いくレビューができそうにないから私が死んだら棺桶にいれて一緒に燃やしてほしい。 さよなら、世のなかよ、さようなら。グローヴァーズ・コーナーズもさようなら……ママもパパも、さようなら。時計の音も……ママのヒマワリも。それからお料理もコーヒーも。アイロンのかけたてのドレスも。あったかいお風呂も……夜眠って朝起きることも。 はじめてこのシーンを読んだとき、なんてあたたかくて切なくて美しい情緒なんだろうと思った。 何回読み返したかわからないくらいなのに、読むたびはじめて読んだのかってくらい泣いてしまう。 これからもずっと添い遂げたい本。

  • 人間から失われつつある想像力の重要性を喚起する傑作。

  • 生きているときに、生きていることの素晴らしさを、何でもない日常の素晴らしさを、人間は気付くことができない。思いテーマでした。

  • 人生の素晴らしさ。
    与えられている日常に感謝します。

著者プロフィール

1897-1975。新聞編集者の父とイタリア語翻訳家の母のもと、ウィスコンシン州マディソンに生まれる。イェール大学で学士号を取得(1920)の後、ローマのアメリカン・アカデミーでイタリア語と考古学を学ぶ(1920-21)。プリンストン大学でフランス文学の修士号を取得(1926)。フランス語の教師を務めた後、本格的に劇作、小説、翻訳などを手がけるようになる。小説『サン・ルイス・レイの橋』(1928)戯曲『わが町』(1938)『危機一髪(ミスター人類)』(1943)で三度ピューリッツァー賞を受賞。その他、その業績に対してドイツ出版協会平和賞(1957)、大統領自由勲章(1963)を、小説『八日目(The Eighth Day)』で米国芸術アカデミーのフィクション部門金賞(1968)を授かるなど、多数の賞を受賞している。

「2018年 『三月十五日 カエサルの最期』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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