骨の城 (ハヤカワ・ミステリ文庫 エ 3-8)

  • 早川書房
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (397ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784151751080

感想・レビュー・書評

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  • まだ読んでなかったスケルトン探偵シリーズの13作目。今回の舞台はイギリスの古城。イギリスの田舎警官との掛け合いが面白い。オリバー教授がだんだんオヤジ臭くなってきた気がする一方で、ジュリーがまずまず魅力的に見えてくる(笑)

  • 英国が舞台なのも嬉しいし(ナンチャッテ英国贔屓)、クラッパー&ロブの地元警察コンビがとても良い。骨の鑑定の複雑さもあって、読み応えのある楽しい一冊だった。

    と、本筋から外れるのだけど、自分的に気になったのは、博士号を持っているか持ってないか、独学の壁は云々というくだりについて。官僚主義だの大学は不必要だのという意見も色々あるけど、それについてのギデオンの意見がすんなり自分に染みた思いがした。誰でも彼でもとは絶対考えないにしても、その傾向は確かにあると思うんだな。

  • 初めてのスケルトン探偵。
    異名だけでワクワク。
    島の古城という何かありそうな場所、集まってくる人物も環境保護活動家など少し癖のありそうなメンバー。
    また、戦死した遺骨の調査のくだりが興味深かったです。

  • スケルトン探偵シリーズ

    グリズリーに食い殺されたカナダ人夫妻。その被害者を批判したエドガー・ヴィリャレアル。その後彼自身も行方不明になった後にグリズリーに食い殺される。ギデオン・オリヴァーの妻ジュリーが参加する環境シンポジウム。このシンポジウムに前回参加していたエドガー。その席でピート・ウィリアムズと対立し消えたエドガー。犬がくわえて来た骨を見て殺人事件を見抜いたギデオンと地元警察クラッパー巡査部長の捜査。被害者がエドガーであることを発見した夜に城から転落死した新聞記者のディラード。過去のカナダ人夫妻の事件との関わり。

  • -

  • エルキンズの【スケルトン探偵シリーズ】13作目

    骨大好き!!なオリヴァーくん(教授だけど…)また、騒動に巻き込まれてます…
    妻の付き添いで訪れた古城
    そして、発見される人骨
    嬉々として鑑定するオリヴァー教授
    そんな中、殺人事件が起こる…

    おいおい、そんな簡単に白骨から個人を特定しちゃっていいのかよ?!
    と、ツッコミたくもなりつつ
    (まぁ、状況を考えると、強引な展開ではないのか…なぁ)

    面白いんだけど、シリーズ初期の頃のような「すごい!」って感じを受けなくなってきた自分が、残念。
    うん、スケルトン探偵くんがすごいのは、もうよく分かってるから…

  • このシリーズずっと読んでます。<br />主人公が骨フェチで骨ヲタクというのがなんか共感を覚えました。<br />アメリカ人が書いていて、アメリカ人が主人公なのにアメリカじゃないところが舞台になってることが多くて、それも私には嬉しい。<br />今回のギデオンは学者馬鹿っぷりが際だってます。脇のイギリスの警官とかも結構良い味。<br />そして犬の調教師とかいろいろ面白い人も出来て興味深く読めました。

  • ハヤカワミステリ文庫で出し直しているエルキンズの作品、8冊目。ギデオン物の新作です。古城で行われる学会に出席するジュリーのお供で参加したギデオン。自然保護がテーマだが、2年前の学会では過激なメンバーが対立、さらに女性関係で大揉めになったことを知る。博物館に保存された遺物の中から、近年の骨を発見したギデオンは…イギリスならではの中世の城を舞台に、遺体探索犬の活躍など、面白く読める要素を入れています。円熟の味?

  • 博物館に持ち込まれた骨片の鑑定をしていたギデオンは、バラバラ殺人の可能性に気づく。「スケルトン探偵」の異名をとる人類形質学者ギデオンの活躍を描くシリーズ、最新作(たぶん)。前作(たぶん)がイマイチだったので「このシリーズももうだめかな…」と思っていたが、何とか大丈夫そうだ(たぶん)。以下はネタバレの可能性を含むのだが、中盤で第2の事件が起こる。ギデオンの調査が進むことを恐れた人物が口封じの殺人を犯すのであるが、…ギデオンを殺したほうがよかったんじゃないかなあ。

  • スケルトン探偵ギデオン・オリヴァー・シリーズ第13作。アメリカ、モンタナ州のキャンプ場で灰色熊が襲来。その3年後、舞台はイギリスのシリー諸島。妻のジュリーが環境会議に参加するので、そのお供でやってきたオリヴァー。会場の古城付近で発見された人骨の調査を依頼されたことをきっかけに、事件に巻き込まれる。シリーズ標準作。安定しています。シリー諸島の警察官コンビが魅力的。

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