ミステリマガジン700 【国内篇】 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ミ 3-2)

制作 : 日下 三蔵 
  • 早川書房
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本棚登録 : 163
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (553ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784151803024

作品紹介・あらすじ

創刊当時から最新の掲載作まで揃った日本ミステリ史も辿れる一冊。傑作エッセイも併録

感想・レビュー・書評

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  • 20話も載ってるていうだけでもすごい。
    おもしろいのもあれば、私には合わないのもあった。
    作者紹介ページを読むのも好き。

  • 時代を感じる描写から読み慣れたものまで、ミステリー小説の歴史年表のようなアンソロジー

    「ミステリマガジン700」は、2014年に通算700号となった同マガジンの記念として『国内編』『海外編』が発刊された(巻末の「編集ノート」より)。

    最も面白いのは最後の「証人席」で、これは小説ではなく当時の雑誌に掲載された山田風太郎や松本清張らの豪華な『雑文』。
    連なるとなかなかの迫力でした。

  • 60年の間にいろんなミステリが選ばれていたのだと実感。奇妙な味やファンタジー路線も多いが、純粋な謎解きが好みなので結城昌治、鮎川哲也、仁木悦子、若竹七海が面白かった。

  • 海外編に比べるとそれに比べると国内編は、う〜ん。なんだろう全体的な深みのなさは。自分が海外物贔屓なだけなんだろうか?
    SF者は新たな世界を探してミステリの世界を彷徨う・・・

  • ミステリマガジン創刊700号記念アンソロジー。『海外篇』と同時刊行。
    記念と銘打っているだけあって執筆陣は豪華で収録作の水準も高い。
    結城昌治、片岡義男、鮎川哲也、仁木悦子の作品が印象に残った。
    『機龍警察』、読んでみようかなぁ。

  • 「ミステリマガジン」創刊700号を記念して編まれたミステリアンソロジー。読んだことのある作品は半分弱かな。「ミステリ」という観念も広く、必ずお気に入りが見つかりそうな一冊です。
    再読作品に関しては、もともと好きな作品が多いです。眉村卓「ピーや」、皆川博子「城館」、山口雅也「『私が犯人だ』」、若竹七海「船上にて」、三津田信三「怪奇写真作家」あたり、何度読んでもやはり好きだなあ、と。都筑道夫「温泉宿」も実はあの作品の原型なんですよね。
    未読だった作品では、結城充考「交差」が好きです。ほんの短い間を描いた群像劇。それぞれの秘めた思いと、何かが起こりそうな緊迫した雰囲気。そしてこの結末。どれをとっても素敵な一作でした。

  • 日本一位・世界二位の歴史を誇るミステリ専門誌《ミステリマガジン》の創刊700号を記念したアンソロジー【国内篇】。一九五六年の創刊当時から現在に至るまでの掲載作品から、結城昌治、片岡義男、都筑道夫、小泉喜美子、鮎川哲也、竹本健治、仁木悦子、原尞、皆川博子、日影丈吉、米澤穂信、月村了衛らの傑作短篇を多数収録。さらに山田風太郎、松本清張も参加したコラム「証人席」を完全併録。日本ミステリの精華を届ける。
    (2014年)
    --- 目次 ---
    結城昌治『寒中水泳』
    眉村卓『ピーや』
    田中小実昌『幻の女』
    福島正実『離れて遠き』
    片岡義男『ドノヴァン、早く帰ってきて』
    都筑道夫『温泉宿』
    小泉喜美子『暗いクラブで逢おう』
    田村隆一『死体にだって見おぼえがあるぞ』
    鮎川哲也『クイーンの色紙』
    竹本健治『閉じ箱』
    仁木悦子『聖い夜の中で』
    原尞『少年の見た男』
    山口雅也『『私が犯人だ』』
    皆川博子『城館』
    日影丈吉『鳩』
    若竹七海『船上にて』
    米澤穂信『川越にやってください』
    三津田信三『怪奇写真作家』
    結城充考『交差』
    月村了衛『機龍警察 輪廻』
    山田風太郎・渡辺啓助・日影丈吉・福永武彦・松本清張『証人席』
    編集ノート/日下三蔵

  • ミステリ

  • (収録作品)寒中水泳(結城昌治)/ピーや(眉村卓)/幻の女(田中小実昌)/離れて遠き(福島正実)/ドノヴァン、早く帰ってきて(片岡義男)/温泉宿(都筑道夫)/暗いクラブで逢おう(小泉喜美子)/死体にだって見おぼえがあるぞ(田村隆一)/クイーンの色紙(鮎川哲也)/閉じ箱(竹本健治)/聖い夜の中で(仁木悦子)/少年の見た男(原〓)/『私が犯人だ』(山口雅也)/城館(皆川博子)/鳩(日影丈吉)/川越にやってください(米澤穂信)/怪奇写真作家(三津田信三)/交差(結城充考)/機龍警察 輪廻(月村了衛)/証人席(山田風太郎・渡辺啓助・日影丈吉・福永武彦・松本清張)

  • 「寒中水泳」結城昌治 文章が好き
    ◎「ピーや」眉村卓 ダントツにこれが一番好き
    「幻の女」田中小実昌
    「離れて遠き」福島正実
    「ドノヴァン、早く帰ってきて」片岡義男
    「温泉宿」都筑道夫 
    「暗いクラブで会おう」小泉喜美子
    「死体にだって見おぼえがあるぞ」田村隆一
    「クイーンの色紙」鮎川哲也
    「閉じ箱」竹本健治
    「聖い夜の中で」仁木悦子 最後がいい
    「少年の見た男」原寮 これも好き
    「『私が犯人だ』」山口雅也
    「城舘」皆川博子
    「鳩」日影丈吉 なんかちょっと面白い
    「船上にて」若竹七海 雰囲気が好き
    「川越にやってください」米澤穂信 人を食ってて良い
    「怪奇写真作家」三津田信三 ホラー わざとらしい文章が良いかな
    「交差」結城充孝 
    「機龍警察 輪廻」月村了衛
    「証人席」(コラム)山田風太郎・渡辺啓助・日影丈吉・福永武彦・松本清張

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