パードレはそこにいる (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫 タ 6-1)

  • 早川書房
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感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784151822018

作品紹介・あらすじ

強面の女性警察官と閉所恐怖症の男性コンサルタントが衝突しながら連続誘拐犯を追う!

感想・レビュー・書評

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  • うひゃあ面白い!そして読みやすい!

    休職中の女性捜査官コロンバと失踪人専門コンサルタントのダンテはふたりともとんでとないトラウマを抱えていて生きづらい上に時にとんでもないピンチを呼び込んだりする

    この2人がバディとなってぶつかり合いながら信頼関係を築いていく過程がすごい良い!

    イタリアミステリー侮れないぞ!と思いつつ下巻へGO!

  • 原点回帰!!

    ということで久しぶりのハヤカワ・ミステリ文庫。
    おなじみの赤い背表紙が愛おしい^^
    アガサ・クリスティーとか、だいたいこれだったよね。
    でも、背表紙が緑とか黄色とか紺色とかもあったような。
    どういう違いがあるのだろう?

    あ、内容の感想は下巻にて。

    • 松子さん
      どんちゃんの☆3見ると、良かったねぇ!って心から思う(^^)
      どんちゃんの☆3見ると、良かったねぇ!って心から思う(^^)
      2023/02/16
    • 土瓶さん
      まっちゃん、ありがとう~(*´▽`*)
      まっちゃん、ありがとう~(*´▽`*)
      2023/02/17
  • 3部作の1作目。
    珍しいイタリア発のミステリ、迫力あります。

    コロンバ・カセッリは機動隊副隊長の有能な女性だが、休職中。
    子供が失踪した事件の捜査に呼び出されます。
    ダンテ・トッレは、失踪人捜索専門のコンサルタント。
    自身が幼い頃に拉致され、監禁されていた過去がありました。
    現場で、ダンテは戦慄を覚えます。
    そこには、かって自分を誘拐した「パードレ」の影が…

    コロンバは32歳、彫りが深い顔立ちで筋肉質のたくましい女性。
    ダンテは長身で、「デヴィッド・ボウイにちょっと似ていて、もっと痩せている」って、どんだけ痩せてるの~?
    つまり肉体的に頼りになるのは、コロンバの方。
    最初はぎくしゃくするが、次第に信頼が高まっていく、恋までは行かないバディ物?

    事件は深刻で、動機も理解しがたい(後に構造がわかってもまだ)陰惨さ。
    爆破シーンの描写が恐ろしく上手です。作者は映像関係の脚本家だったそうで、間近に見てきた成果でしょうか。
    文章はテンポよく、ぐいぐい読み進められます。

  • 正直なところ余り期待していなかったのだが、上巻を一気読みした程のものすごく面白いイタリアン・ミステリーだった。

    ある出来事をきっかけに休職に追い込まれた女性捜査官コロンバと、少年時代に誘拐犯に監禁され続けた過去を持つ失踪人捜索コンサルタントのダンテの二人が、ローマで起きた女性の惨殺と彼女の六歳の息子の失踪事件を追う。

    早々にダンテの壮絶な過去は明らかになるのだが、コロンバが休職に追い込まれた理由はなかなか明かされない。その理由も気になるのだが、次々と驚きの展開を見せる女性の惨殺と六歳の男子の失踪事件からも全く目が離せない。

    これは絶対にお勧めの海外ミステリーだ。

  • ネットで見かけて。

    休職中の美人元機動隊副隊長、
    警官たちから尊敬のまなざしで見られるほど優秀だったという設定だが、
    そこが詳しく描かれていなくてちょっと不満だった。

    何せそのライバルというか、パートナーは、
    元囚われの少年が、その経験を生かし、
    次々と人々の嘘を、真実を鮮やかに見抜いていく。

    途中までは。

    (下巻へ続く)

  • 細い細い糸をたぐり、途切れても、細い細い糸を手繰り続ける。それにつれて、事件も広がる。
    過去の事件が原因で心に傷を抱える二人が、衝突を繰り返しながら、協力して真相に迫る。

    ダンテのキャラクタは、これまでにない感じ。

  • あまり馴染みのなかったイタリア産のミステリー作品で、翻訳小説独特の読み辛さが殆ど無かった。翻訳者の方の手腕なのか、それともイタリア語と日本語の親和性は意外に高いのか。著者は映像作品の脚本家とのことで、情景をイメージし易い的確な描写に加え、翻訳小説にありがちな冗長さもなく、スピーディーな展開が繰り広げられる。それ故に展開も情報量も詰め込まれており、折り返し地点の上巻で既に満腹感が…。捜査がスムーズに進展し過ぎるのは多少引っかかるし、仄かに漂うロマンスの香りは苦手な類だが、終盤のテンション最高潮のまま下巻へ。

  • 読みやすいし面白かった。1人は警察機動隊(花形らしい)勤務中に事故に合い、休職していたが、全然トラウマから立ち直っていない。1人はかつて誘拐され長い間監禁されていた人物で、幼少期を健やかに育っていないため、あとやはり物事によっては激しく動揺したりする。不安定な2人が、現在起こっているであろう、誘拐事件に巻き込まれることになり、という話で、書いてみるとよくある使い古された内容だが、非常に躍動感あり、トラウマにより生活苦な様子も嫌みなく程よく書けていて、見てみろ、褒めるレビューだって書けるんだもん!

  • 最初こんな女性刑事読んだよなーと思いつつ進む。主人公?の活動の制限がまどろっこしいが、それをうまく話の流れでつかいつつ下巻へ。彼はどう関わってるの?
    イタリアのミステリーは初めてだが、組織の感じは万国共通。名前が少しだけ覚えにくいかな。

  • 自分にどハマりです。

    この2人のコンビ大好き!

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