- Amazon.co.jp ・本 (443ページ)
- / ISBN・EAN: 9784152080059
感想・レビュー・書評
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この辺りからリンカーンへ・・・かな
騙すの上手いわ〜〜
騙されても納得できるしね詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
図書館の本 読了
内容(「BOOK」データベースより)
記録的な嵐の近づく夕方、精神病院からひとりの男が脱走した。彼の名前はマイケル・ルーベック。数カ月前、さる女性の証言によって、殺人事件の犯人と判決を下された男だ。脱走の目的は、その女への復讐を果たすためにちがいない。吹きすさぶ嵐の中、彼女をルーベックから守るため、三人の男が立ち上がった。ひとりは、懸賞金目当ての元警官。ひとりは、ルーベックの主治医。そして、もうひとりは、彼女の夫。それぞれの思惑を胸に、追跡を開始した三人だったが、ルーベックはことごとく彼らの裏をかきながら、少しずつ、女が住む家との距離を縮めつつあった。だれかルーベックを止めることはできるのか―やがて、嵐がピークに達したそのとき、ルーベック脱走の本当の目的が明らかにされ始めた…。不倫、殺人、嘘、裏切り―さまざまな人間の行為と思いを交錯させながら、注目の気鋭ジェフリー・ディーヴァーが、あなたの眠れぬ夜に捧げる、戦慄のサイコ・サスペンス。
さすが、の作品だったけど、最初に私は間違いを犯したのですよ。最後のページはどこ?でちょっと呼んじゃってまして(焦)それはしてはならなかったんですけど、すべてがみえてうーん、すごい、とうなっちゃった感じです。
さすがディーヴァ。おもしろかったです。
図書館の本だからなのか、ハードカバーなのにしおりの紐がなくてちょっとたいへんでした。
Praying fo Sleep by Jeffery Deaver -
私の好きなディーヴァー初期の作品。
今の作品ほど洗練されてはいないかもしれないけど
やっぱりこの人が味あわせてくれるドキドキ感はたまりません!
読んでいると映画のように情景が浮かぶのもすごい。 -
ミステリというよりサスペンスである。
そして、実に魅力的なことに、登場人物たちがろくでもない。すばらしい。
タイトルが原題と異なるのは何でだろうと思うんだけど、最後まで読むとこちらの方が好きだなぁ。
一夜の出来事なので、舞台で生の役者さんでやってくれないかなぁ。観てみたい。 -
精神病院からひとりの男性患者が脱走した。数ヶ月前に一人の女性の証言によって殺人事件の犯人とされたその男・マイケル・ルーベックは脱走後、証言した女性・リズボーン・アスチンのもとに向かっているらしい。激しい嵐の夜、脱走した男を捕まえようと、懸賞金目当ての元警官(と犬)、ルーベックの主治医、リズの夫がそれぞれの思惑でルーベックの痕跡を辿って追跡をするが…。【以下ネタバレ含むため未読の方ご注意】ディーヴァー作品を読んで毎回すごいと思うのは徹底した下調べをしたうえで書かれているというところ。この作品でも重要な人物であるルーベックの精神分裂病の療法や薬物、精神状態などが事細かに描かれていて相当詳しく調べたのだろうと思われる。ルーベックを追う3人の男たち、はじめはなぜ彼を追うのか動機が分かりにくいが、読み進むうちに彼らの事情が明らかになっていく。この辺の追跡劇が長くちょっとしつこく感じて中だるみ気味。夫がなぜ執拗に彼を追うのか、妻の傍に付き添って守るべきじゃないのかなどと思うのだが、この不可解な行動はインディアン・リープ事件の真相につながる。さんざん狂人のように描かれたルーベックの行動だが、実は主人公リズを狙っていたのではなく、むしろ意外な人物がリズを殺そうとしていたってあたりはディーヴァーらしくてうまい。結局ルーベックはリズを助けるために脱走を見事企て追跡者を上手く撒ける程に頭が切れて、でもサイコキラーではなかったというのがなんとなくしっくりこない。エピローグもちょっと付け足したようでわざとらしく感じた。リズを中心とした夫、妹、友人夫婦らとの人間関係もドロドロで苦手。このへんはもう好みの問題だけれど。ディーヴァー作品で★3つ、というのは自分にしてはかなり低い評価だと思うのだが…しかたがない。それだけ期待度も高かったので。(普通にサイコサスペンスとしては面白かったんだけれど)
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ハラハラと、いつものどんでん返しも良かった。けど、ちょっと、先が読めて残念。精神病の患者や、治療方法や、そうとう専門的で、深いです。ヒロインのリズが、私には魅力的に思えなかったんだよな…なんか、残念でした、重ね重ね。
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嵐の夜の脱走者、裏切られたイヴ、3人の男