死の泉 (ハヤカワ・ミステリワールド)

著者 :
  • 早川書房
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本棚登録 : 364
感想 : 46
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  • Amazon.co.jp ・本 (435ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152081148

感想・レビュー・書評

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  • いやー、ほんと凝ってる。近代ドイツ、歌声と銃声が入り混じる中繰り広げられる愛と憎しみの話。作中に現れる幻惑に流されないように必死に読み進めたけど、みなさんの感想通り、やっぱり最後の最後で現実から引き離されてしまった。わっからーんけど面白い!!笑 結局どこが史実でどこがフィクションだったのだろうか。気になるけど、種明かしされたらこの魔法も解けてしまいそうで、解説とか読めない!

  • 重厚な「物語」に衝撃を受けた。
    光の下では輝かない種類の美しさ、暗闇の中の黄金の、黒に近いギラリとした輝き。
    構造自体も凝っているのもさることながら、言葉が世界を作り出して動いているのを確かに感じた気がする。

  • ナチス、SS、レーベンスボルン、カストラート(去勢歌手)...陰惨な歴史の諸産だけど、その暗さにちょっとわくわくし、重厚な物語小説に魅せられた。レーベンスボルンや、戦後のドイツや戦勝国の状況、どこまでが真実で虚構なのかわからない、小説の醍醐味がたっぷりな分厚い本だった。

  • 001.97.12/15.再販、並、カバスレ、帯付。
    H.21.5/10.書庫

  • 美しい。

  • フェンリル

  • どんでんがえしの後に、もう一回返された。

    おもしろかった。

    何故評価が低いのかよくわからん。

    よかったとおもう。

  • 第二次大戦下ドイツの情景、複雑巧緻な人物相関、メタな仕掛け……盛り沢山のエンターテインメントです。

  • 2008/08/20読了
    耽美で幻想的
    これはメタホラー…でいいのだろうか

  • 現実なのか?作者さえも物語!

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著者プロフィール

皆川博子(みながわ・ひろこ)
1930年旧朝鮮京城市生まれ。東京女子大学英文科中退。73年に「アルカディアの夏」で小説現代新人賞を受賞し、その後は、ミステリ、幻想小説、歴史小説、時代小説を主に創作を続ける。『壁 旅芝居殺人事件』で第38回日本推理作家協会賞を、『恋紅』で第95回直木賞を、『薔薇忌』で第3回柴田錬三郎賞を、『死の泉』で第32回吉川英治文学賞を、『開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU―』で第12回本格ミステリ大賞を受賞。2013年にはその功績を認められ、第16回日本ミステリー文学大賞に輝き、2015年には文化功労者に選出されるなど、第一線で活躍し続けている。

「2023年 『天涯図書館』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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