多重人格者として生きる: 25の人格をもつ男の手記

  • 早川書房
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152082350

感想・レビュー・書評

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  • 既婚者の男性の記録は、珍しい。一家の長、夫の立場を忘れず、感情に流されすぎず、書かれているので、読みやすい。
    所々にあるノートのコピーに見入ってしまう。

  • 内容(「MARC」データベースより)
    わたしを切り裂いたのは誰だ? 正体不明の傷や悪夢に悩まされるわたしに下された診断は解離性同一性障害(多重人格)だった。いまも多重人格のまま暮らす著者が、その苦悩に満ちた半生を語る。

  • 25人の人格を持つ男の手記。
    本人の苦しみと共に、家族の苦悩についても重点が置かれている。
    原文のせいか訳文のせいかは分からないけれど、読んでいて素直に入ってこない文章が散見できる。
    読んでいて引っかかってしまうのが残念。
    多重人格の夫を受け止め、子供にできるだけ影響が出ないように苦心する妻の姿に心を打たれる。
    ビリー・ミリガンは多重人格の治療として人格の統一を試みていたけれど、この作者は人格の共存を行っているあたりはアメリカでの治療法の変遷なんだろうか?
    多重人格は大勢で船に乗りあっているようなものと言う表現がとても腑に落ちるものだった。確かに日本にも「船頭多くして船山に上る」という諺があるし。
    激しい物語があるわけではないけれど、色々考えてしまう1冊だった。

  • 多重人格の本としては痛い描写が少ないので読みやすい。

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