- Amazon.co.jp ・本 (382ページ)
- / ISBN・EAN: 9784152090706
作品紹介・あらすじ
乳歯と永久歯が混在、精密把持のできる手、鉤爪ではない平爪、樹間を飛び移る脚…。良質化石のメッカ、メッセル・ピットから出土した、保存率95%、4700万年前の世界を闊歩した古生物の化石「イーダ」がヒトの起源に新たな光をもたらす。
感想・レビュー・書評
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新しく発見された、霊長類の化石。
これだけで、ロマンを感じる上に、発見された化石は、骨だけでなく、筋肉の様子や、最後に食べた腸内の食べ物まで残っていたというのだから驚きです。
その化石が、我々人類につながる霊長類の歴史のなかでの、ミッシング・リンクを埋めるものである…らしいという段階の本です。
化石発見の過程から、化石にまつわる古生物・古生態の話まで、様々な話がそれこそリンクして、ひとつの化石「イーダ」につながっていくさまが見事です。
いつか「イーダ」を自分の目で見てみたいと思いました。 -
2019/1/2 詳細は、こちらをご覧ください。
『あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノート』 → http://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-1228.html
国立科学博物館 2015年7月7日(火)〜10月4日(日)
http://www.seimei-ten.jp/midokoro/midokoro_01.html
生命大躍進 −脊椎動物のたどった道−』 :
2015/9/29 行きました。 「イーダ」見ました、面白かったですよ!
⇒ https://blog.goo.ne.jp/pasobo-arekore2005/e/a3bdaa7177c692f4fe38606064155517
「生命大躍進」展 その1〜4』 〜 Myブログ「パそぼのあれこれフリーク:Part2」
「イーダ」って知ってますか?
「ルーシー」(直立歩行した類人猿)は、聞いたことがあるけれど、「イーダ」は初耳。
どんな発見なのか、興味深いですね。
7/21(火)関連のイベントに行きました。
『生命大躍進』DNAから考える私たちの成り立ち (講師:篠田謙一)
篠田先生のお話で、イーダがどれだけ貴重で素晴らしい化石なのかを知り、
本書を読むのも、展覧会に行くのもすごく楽しみになりました!
ホモ・サピエンスへと進化の過程では、いたるところにミッシングリンクがあるらしい。
この本には、化石「イーダ」とその時代背景についての詳しい解説が書かれています。
さらに、「イーダ」がどれほど貴重な化石なのか、それを手に入れるまでの経緯や全世界に公表するための入念な準備など、興味深い話が盛り沢山。
でも、内容がしっかりしている分、気軽に読める本ではないですが、
じっくり読んで 最新の「古生物学研究」について知る事ができます。
著者の強調するもう一つのポイントは、
ヒトに繋がるような化石の殆どのは、歯やあごの一部などで、謎を解くにはあまりにも手がかりが少ない。
何か新しい発見があれば、学説はコロッと変わることもあるというような内容でした。
だからこそ、研究は楽しいんでしょうね。(*^_^*)♪
2015/07/05 予約 7/14 借りる。 7/22 読み始める。11/3 読み終わる。
ザ・リンク―ヒトとサルをつなぐ最古の生物の発見
内容 :
人類の遠い祖先である「イーダ」と名づけられた化石の発見にまつわる科学物語。
イーダの重要性を解説し、貴重な写真や3D復元図とともに、ヒトの起源をめぐる古生物学研究の魅惑的なディテールもふんだんに盛り込む。
著者 : コリン タッジ
1946年ロンドン生まれ。ケンブリッジ大学ピーターハウス・カレッジで動物学を専攻。生物学者、サイエンスライター。
著書に「樹木と文明」「動物たちの箱船」など。 -
読みたい
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ドイツの有名な「メッセルピット」で発掘された、かなり状態の良い霊長類の化石をめぐる話。科学的な話は勿論のこと、この化石に関わることを、関係者全員が喜んでいると伝わってくるのが良い。
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第1章 イーダの発見
第2章 イーダの物語が始まる
第3章 イーダが生きた始新世の世界
第4章 メッセルピット
第5章 霊長類はいかにして生まれたのか?
第6章 霊長類の進化
第7章 始新世から現代まで
第8章 イーダとは誰か?そして何者か?
第9章 イーダを世界に紹介する -
リンク というのは あっちとこっちの真ん中にあって あっちとこっちを つなぐもの霊長類について いろいろ 勉強になりました
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霊長類に詳しくなれます
動物好きにオススメ
メッセル・ピット行ってみたい -
ドイツで発見された原始的な霊長類の化石に関する記録。「イーダ」と名付けられたこの化石は、4700万年前の化石ながら、消化途中の胃の内容物までわかる驚異的な保存状態にある。
科学的に様々な観点で複数の学者が分析をしたり、ダーウィン以降の進化論の歴史を記述しているが、キリスト教の呪縛があることが面白い。 -
かなり期待しながら読み進めたのですが、最後のほうは中途半端な感じ。
巻頭に収められた主人公イーダの写真は素晴らしい!
きっと新たな研究結果だ出た時には、もっとロマンティックな本に書き換えられるでしょうね。
まだ夢の段階と言う訳で...
きっと新たな研究結果だ出た時には、もっとロマンティックな本に書き換えられるでしょうね。
まだ夢の段階と言う訳です。。。