- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784152093738
感想・レビュー・書評
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読んでる時、読んだ後、パンケーキが食べたくなりました。
きれいな文章なので、内容はけっこう『えええ!?』ってところもあったけど、するする読めました。
いろんな人のレビューを見て読んだんですが、わたしは、この物語は腹八分目じゃなけど、ちょっと物足りないくらいでちょうどいいのかもしれない、と思いました。
みほちゃんの感性というか考え、そしてラスト、わたしは好きです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ちょっとだけファンタジー。さわやかで明るい読後感
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なんかふと雪舟えまさんの文章が読みたくなったんだ。
なにかの縁で歌集「たんぽるぽる」を読んだんだよね。「ふと死ねと聞こえた気がして聞き返すおやすみなさいの電話の中に」今でもふっと思い出すんだ。
くもりの日だけ開く不思議な喫茶店での物語。雪舟さんの言葉選びが好きなのよね。漢字も好ききらいがあるのかしら。そんな風に文字を追うことが楽しい。文字と音とで不思議さを楽しむ本だと思う。
愛おしいと思える本がまた増えた。 -
馴染みのある国分寺に惹かれて思わず手に取った本。
物語の世界観がとっても好きだなぁ。
メルヘンなんでしょうか。
夢の中の世界それともパラレルワールド。
曇りの日だけ開いているパンケーキやさんが引き寄せる縁。
不思議で愛くるしい人たちの恋や友情、親子の情、時代を経て様々な思いがいっぱい詰まった優しいお話でした。 -
今年二冊めの大好きな本。
美味しそうで、切なくて、幸せで、青臭くて、不思議な物語。
まぶさんのパンケーキは何処に行っても食べられないのが悲しい。
シスター・マーブルのお話も、陽炎子さんのお話もとても素敵。 -
目の前に鮮やかな映像がどんどん浮かんでくる。
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流行りのカフェものだけど、陳腐な感じがしない。