- Amazon.co.jp ・本 (397ページ)
- / ISBN・EAN: 9784152094247
感想・レビュー・書評
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これ、シリーズものの続編だったのですね。
耐えられずに乱読してしまいした。SFはそんなに得意じゃないみたいで、星3つです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ちょっとがっかり。何をかきたいのかぼやけたきがする。青澄とマキの終わり方はよかった。
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私には長すぎた
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☆の数は好みの問題なので。
同じ舞台の関連作品はしばらく前に読みました。
個人的には、海の文化の雰囲気があまり好きではないので・・・。
魚舟とか獣舟とかの感覚がどうも掴めず。
地球環境の未来の描写やその対策に悩む人々の描写には引き込まれました。
壮大な困難に立ち向かう人々の話は、現実の自分の抱える問題をちっぽけに感じさせてくれます。 -
人類最後の瞬間が近づく中、謎の集団が現れる
この部分、実は好きではない。裏組織だって?それが世界を動かしている?陳腐だなぁ。テンションが少し落ちる。人類の未来は今のまま?深海?宇宙? あまりここに興味を持つのは作者の狙いとは異なるのかなぁ。
下巻はこれでもかというほど登場する役者たちのそれぞれのエンディングを描く。バカがつくほどていねいにそれぞれを描く。大人の恋もあれば、若者の夢もある。犬死もあれば、犠牲もある。本当にていねいに役者たちを葬っていく。役者に愛情がなければ、これはできまい。使い捨てかと思っていた役者にもスポットがあたるのは驚きだ。ある意味「渚にて」風の終わり方だが、大きく異なるのは未来があること。
深海の深宇宙も出てこない。新人類はまさに今地上で無為に争っているメンバーそのものだ。きれいな解決もなければ一致団結もない。新人類と陸人類と海人類が適度な距離を置きながら、それぞれの未来を想う。
正直言うと、あっけない。核融合まではたどり着くものの、その利用は真っ二つに割れたままだし、陸と海の諍いは絶えない。現実色が濃いからこうなるのか。知性体を有する未来の人類でもこうなのか?
あまりに生存欲が強く人類。これはクラークが繰り返し述べている。それに加えて、あまりに管理しにくい人類。この側面を提示したのは、本作が初めてではないだろうか。両者は一致する。だから、多様性なのかもしれない。この世界の未来を見てみたい。
9/7 訂正
「裏組織だって?それが世界を動かしている?陳腐だなぁ」との記載は私の誤記です。みえないメンバーたちをそう感じたということで、裏ではないだろうし世界を動かしているわけでも無いのでしょうね。この部分はこのメンバーたちの登場の意図がわかりにくかったため、荒っぽい表現になったことお詫びします。
まだまだ続くらしい物語に大いに期待しております。一巡したら、また地上に戻ってきて欲しいな。強い人類を私は読みたい。-
いなえしむろ 様
著者の上田です。長い物語を最後までお読み頂き、誠にありがとうございます。深く感謝申し上げます。
ひとこと、コメント...いなえしむろ 様
著者の上田です。長い物語を最後までお読み頂き、誠にありがとうございます。深く感謝申し上げます。
ひとこと、コメントさせて頂きます。
>「裏組織だって?それが世界を動かしている?」
大変申し訳ありませんが、私は作中で、このようなことは、まったく書いておりません。公の場で間違った情報が流れるのは少々困りものなので、訂正して頂けるとありがたいです。
いなえしむろ様が、この部分をお好きになれなかったのは仕方がありません。いくらでも、好き嫌いをお書きになればよいと思います。しかし、それは正確な内容把握と記述がなされた上で初めて成立するものです。まず、ここをクリアして頂くよう、よろしくお願い致します。2014/09/07 -
確認しました。ありがとうございます。
〈ルーシィ篇〉と〈惑星マイーシャ開拓史篇〉は、いずれ執筆するつもりです。スケジュールの後ろのほうにあ...確認しました。ありがとうございます。
〈ルーシィ篇〉と〈惑星マイーシャ開拓史篇〉は、いずれ執筆するつもりです。スケジュールの後ろのほうにあるので、しばらくお時間を頂く形になりますが。『深紅の碑文』は、そこへ至るための重要な布石です。2014/09/08
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組織の内側視点の話が、とても興味深く面白く語られます。
詰め込み過ぎで未消化な感じもしましたが、楽しめました。
話は、まだ終わって無いのではないかという楽しみもあります。
厳密な繋がりは求めないので、書き継いで欲しい世界設定です。 -
宇宙もので続編があるといいね。
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「華竜の宮」に続く、陸地がほとんど水没し、陸上民と海上民が分かれて暮らす世界の話。数十年内に地球規模の大爆発が起きることが分かっているのに、人間は争いを止められない。その事実に絶望するのでなく、そういう種だと認め、それぞれのやり方で乗り越えようともがく人々に胸を打たれた。