プロジェクト・ヘイル・メアリー 上

著者 : アンディ・ウィアー 小野田和子

• 早川書房 (2021年12月16日発売)

感想・レビュー・書評

[soraさんの感想 · 2023年3月19日]

全体的に明るくてポップ。あっという間に読んでしまった。この後、どうなるのかワクワクしかない。

[katchinさんの感想 · 2023年3月18日]

プロジェクト・ヘイル・メアリー上下巻読了！
宇宙の壮大なSF小説。
何を書いてもネタバレになりそうなので、まずは読んでみて！
そして、感想をシェアしあいたい

[雨光粒 (れいんぼ) さんの感想 · 2023年3月8日]

壮大なSF作品。

まったく内容を知らずに読み始め。
記憶を無くした人？　病気？ケガ？
命の危機もあったような人が意識を取りもどすところからはじまる。
自分が誰で、何人で、ここがどこかもわからない…

こんなスタート？？
回復とともに断片的に思い出していく、自分が何者かを。
彼は宇宙飛行士ではない、なのに宇宙船にいる？！

彼の宇宙船にいる現在と、そこに至るまでの過去が、交互に語られて真相を知っていくことになる。

彼と宇宙でのミッションをいっしょにするバディとの交流も独特。

とにかく専門知識がバンバン出てくるので、理系の方はワクワクしそう。
宇宙、物理、化学、生物学、もうそこらへん盛りだくさん…

分からなくても「なんかスゴイ！」で読み進めてしまえます。

とてもスムーズな文章！訳書という違和感はなし。
クスッと笑わせてくれるウィットにも富んでいます。

[かおりさんの感想 · 2023年2月26日]

文句なしに面白い！
詳しい感想は下巻で。

[ごろさんの感想 · 2023年1月25日]

三体ロスから逃れるために手にした一冊。宇宙と地球の記憶と行ったり来たりの構成は面白いし、ファーストコンタクトも良い。面白いのは面白いんだけど、和訳が合わない…。
原文がそうなっているのだろうから仕方ないのだけど、「オーケイ」の多用とか、自分に「そうだろう？」って言うとことか、一昔前の映画和訳みたいで、引っかかる。

[hokkaidoさんの感想 · 2023年1月21日]

”三体”に次ぐ衝撃を受けて夢中で読み進めたサイエンスフィクション。面白い小説を探している人には両手を挙げて推奨したい。

太陽のエネルギーを徐々に喰らい尽くす謎の生命体の正体を解き明かし問題を解決するために、宇宙船”ヘイル・メアリー”の乗員となった主人公。本作はその主人公が宇宙において”ヘイル・メアリー”で遭遇する現在と、”ヘイル・メアリー”に乗船するまでの過去が、1章ごとに交互に描かれる。
その語りのギミックも極めて巧みであり、特に冒頭部分は語り手である主人公も読者も、一体何が起きているのかが全くわからないまま手探りでその謎に挑んでいく。

ラストシーンはまさか想像もしていなかった着地であり、読み終えた瞬間に静かな感動に包まれていた。SFでここまで感動させられるとは・・・、という点も含めて、圧倒的な小説。

[ミイさんの感想 · 2023年1月4日]

これはネタバレしてはいけない本だと思うので内容には一切ふれないが、とにかく面白すぎる。上巻の時点ですでにヤバい。

[まほぴ⛵さんの感想 · 2022年7月14日]

冒頭から引き込まれた。自分がどんな状況にあるかわからない記憶喪失の主人公が、観察と思考によって記憶を取り戻していく描写は、推理小説のよう。読み終わるのがもったいないと思える素晴らしい物語でした。

[にっしー82さんの感想 · 2022年6月14日]

いろんな人が書いてますが、本作主人公のグレースと「火星の人（映画：オデッセイ）」のマークと完全互換です。
けど、同じキャラというわけでなく、知恵と工夫と”ユーモア”で一歩づつ乗り越えていくところが一緒で大変魅力的です。
これ以上書くとネタバレしないとだめなので、まず読んでほしい！！
センス・オブ・ワンダーとはまさにこれ！
（映画化本当にできるのかな。。笑）

[なゆたさんの感想 · 2022年5月23日]

「火星の人」「アルテミス」に続く邦訳3作目。謎の施設で目覚めたグレース。少しずつ記憶を取り戻しながら、自分が全人類の命運を握っていることを思い出す。今度の舞台はタウ・セチ。謎の現象による太陽光減少を食い止めるべく、超国家的プロジェクト遂行のため、送り出された主人公。相変わらずの軽薄な語り口（だが、それがいい）極限状態なのに悲壮感がない。知恵と工夫で前向きに困難を乗り越えていく。読者が読んでいて気持ちいいポイントを抑えている。異星人とのファーストコンタクトも萌える。こういうのを待ってたんだよアンディさん！