クロストーク (新・ハヤカワ・SF・シリーズ)

  • 早川書房
4.16
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本棚登録 : 299
感想 : 36
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  • Amazon.co.jp ・本 (720ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784153350427

感想・レビュー・書評

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  •  いまよりほんの少し未来に、とある携帯メーカーに勤める女性が、誰もが
    うらやむハンサムな男性にプロポーズされ、EEDと呼ばれる感情が通じ合う手術を受けないかと言われるところから物語は始まる。
     最初っから最後まで情報過多な小説(誉め言葉)。こんなに情報出すなんて大変じゃないの? なんなのこれ? とヒロインさながらに翻弄される。
     ものすごい分厚いけど、読み終えると読み返したくなる。
     映画やテレビシリーズ、アニメで表現されたものを見てみたい気もする。

  • はー、なんかよくわからないけどおもしろかった(笑)
    『犬は勘定に入れません』もそうだったんだけど、とにかくドタバタでありとあらゆることが常に起こっているから、え?え?と思ってるうちにどんどん話が進んじゃう。それでも面白いコニー・ウィリスと大森望。

    ちょっと前半、主人公のブリディにいらいらしたけどもね。でもそれらすべてをふっとばす、すてきなオタクの変人CBがすてき。 

    たしかにいろいろあるサイキック能力のなかで、もっとも人にうとまれるのはテレパシーなのかも。(あと未来予知もだ。)超能力者が迫害を受ける物語はたくさんあるものね。そういう可能性を描きながらも、これだけのラブコメエンタテインメントに仕立ててしまうんだな。コニー・ウィリス、まだ3作しか読んでないけどもう少し読んでみようかな。

  • 2018/12/28読了。
    エネルギッシュで饒舌な文章を堪能。よくまあ700ページもしゃべっていられるものだ、というか、それをよくまあこんなに短時間で読ませられるものだ。凄まじい筆力。

  • 友達が読んで面白かったって言ってて、図書館にあったので借りてみた。ら、めちゃくちゃ分厚くて、思わずえって声が出た。しかも二段組。
    30分程度だと何回か読んで3分の1くらいしか終わらないし入り込むのにちょっと時間が必要で読みづらかったので、2時間くらいまとまった時間を作ったら3分の1スッと読めた。残り3分の1は怒涛の展開で、2時間半くらいで読んだはずだけど時間のことをすっかり忘れて読んだ。

    最初はたくさん登場人物がいるのと翻訳小説に慣れてないのもあってちょっととっつきづらかった気はする。細切れに読むと、開くたびに誰だっけこれ?となるし。でも3分の1過ぎたあたりからスピードが早くなって読みやすくなってきて、最後はまさしく文字が洪水の勢いで流れ込んでくる感じで面白かった。しんどさはほとんどなくて、話の流れがスッと流れ込んでくるのが心地よかった。読み返しとかもほぼせず、一読でいけたのもよかったな。
    話の内容自体は、予測が当たったり当たらなかったり全然気がついてなかったりしたし、ひたすらに面白かったな。

    これ高校生くらいで読んでたら、徹夜で読み切ってただろうなぁと思う。楽しかったなぁ。

  • 好きな人と感情のやり取りができるはずだった手術は想像もしなかったテレパシーを引き起こし、急転直下の数日間を乗り越える彼女の話。もっと恋愛よりの話と思ってたので意外で楽しめた!SFとラブストーリーって相性いいなぁ。SF苦手だったけどこれから読んでみようかな…

  • 初めは延々続く身内の話に
    結構うんざりしつつ
    進まない話を読んでいた

    けど、途中から俄然スピードアップし
    話が超面白くて
    一気に終わった!!

    なんてお話なんだろ、凄すぎ

  • 久々のコニー・ウィリスだ! 『ドゥームズデイ・ブック』でドハマリし、『航路』、『犬は勘定に入れません』と愉しい読書体験をさせてもらってきたが、今回も同様。今年のベスト1でした。

  • この本、表紙からはわかりませんが、700pもあります…しかしながらその分厚さを意識させないくらい、軽妙な丁々発止が楽しめました。ただ、お話の筋は前半ですぐ読めてしまうところが難点。ヒロインがハイスペリーマンより、このギークでナードな男が好きになるんでしょ、ってすぐ分かりますよね・・・
    作中に他人同士で心理的により繋がることができる技術、というギミックが出てくるのですが、この本はどちらかというとそんな技術は要らないよ!という人の方が楽しめると思います。

  • <傑>
    北川次郎書物博の絶賛おすすめ本。後出しじゃんけんだけど,と断った上で,2018年オールタイムベルトテンのトップ1だ!と褒めちぎっておられます。
    この作品ジャンルで云うと海外SFでして,そうだと思うと僕もちょっと尻込みします。でもこの本はキョーブン卒大森望文博の翻訳仕事の出来映えが物凄くいい!のです。読みやすい海外SF翻訳物。軽くあくまで軽くおすすめします。

  • 長々とグダグダと続く話、自分に聞きたいようなことだけ聞いてうわさでばらまく。冒頭延々と続くごたごたにうんざりするか我慢できるかが分かれ目。

    後半怒涛の展開だけれどよく考えると?になるので単純にaboy meets a girl のラブコメを楽しむべし。

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