- Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163138404
作品紹介・あらすじ
橋の写真を撮りに来た男と、アイオワ州マディソン郡の農夫の若い妻。ふたりの愛は、時間の残酷さと、人の心の頼りなさにうちかった。
感想・レビュー・書評
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※友人からプレゼント
2007.10.7売却済み -
「世間」と「運命」との激しい軋みあいが、米国中西部の自然にたゆとう男女の恋愛として描かれている。
「君へと堕ちていく」ということばの重みは、一度でも世間に挑む恋愛を経験したものでないと掴みえないだろう。その意味では、どんな哀しみも無駄ではないのだ。
ユークリッドの平行線を引き合いに出した終末部では、出逢うはずのなかった(禁断の)恋の可能性を詠いあげている。詩的で、強く、猛々しい。それでいて淋しい。そんな男の横顔を、覗いてみてはいかがだろうか、 -
[展示]平成のベストセラー本特集:マディソン郡の橋 / ロバート・ジェームズ・ウォラー著 ; 村松潔訳
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不思議な物語だった。内容的には情熱的な恋愛もの。でも、そのことを子どもに告白したフランチェスカもかっこいいと思ったし、フランチェスカを想うロバート・キンケイドもかっこよかった。
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'94当時の読書メモより。
ロバート・キンケイド。彼が撮った写真が見たい。 -
全く内容を知らずに読み始めました。
ひとりの男性と女性との恋愛模様。
恋愛系の話は普段読みませんが、実話をもとにしており
大いに感動しました。
お互い好意をもっていたとしても、結ばれない恋。
とても切ないです。。。 -
う~ん、4日間の大恋愛なのに、妙に穏やかに感じるなあ。もう少し、激しさがあってもいいのに。
これ、確か映画で観たんだけど、クリント・イーストウッドが妙に老けてる気がして、20代の私には入り込めなかった記憶があります。40になった今なら多分、気にならないけど。 -
美しい愛の物語で、その情景が自然と浮かんできた。
本の世界が綺麗過ぎたために、映画は、残念だった。 -
1993年(平成5年)第1位
請求記号:933.7ウ 資料番号:010340024 -
何度も読んで何度も号泣した本。
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当時ベストセラーだったと記憶している。
わかりやすくベタな作品。
高校生の自分にとってはわかりやすく感動。
愛の形なるものを感じていたのかも、しれない。
これまた通り過ぎた道。
評価はあくまで当時の記憶。
この歳で読み直したらどうなんだろう。
もっとも手に取ろうともできない自分がいるが。
それもまた通り過ぎた道。
実家にあり -
実にすぐれた作品。何か違う異質なものが心に刺さった。
「フランチェスカ」という女性。
イタリアからアメリカの片田舎へ。
そこに、何かが燃えるものをもっていた。
どこかで、それが「点火」するときがある。
時間というものの「重さ」そして 人の心の頼りなさ。
その描き方のうまさよ。
はじめてかいた作品で、
これだけのものを生み出すことができればおもしろい。
自分を励ましてくれた。
50才という年齢で、これだけのものができることに。
しつこくもなく。
そして、さっぱりでなく。
男の役割は、意外と寡黙である。
雰囲気が変わっているのがよい。 -
かなりの話題になっていて読んだのが二十歳すぎだった。当時の私には「オトナの不倫…うーん、なぜこれが話題作?」という感想しか出なかった。今読めば納得したり共感したりすることもあるのかとおもうが、当時の感想に縛られてなかなか読めない。
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世間的に見れば不倫の恋なのかもしれないが、ある男女の4日間の愛の話。
ベストセラーで売れた本とのことですが、この本の言葉にできない不思議な良さを感じ取れる人は少ないのではないでしょうか。
年とってからまた読みたい作品。 -
初めて読んだのは高校生のときでした。
頭に浮かんだのは「不倫」という二文字。
大人の恋愛は難しい・・・
こんな記憶がある中
年齢を重ねた私が再度この作品を読んでみました。
「切なさ」という3文字にかわりました。
本当に好きな人との結婚
心から大切だと思える人との恋愛
もしくは・・・一人でもいいのでは?
「愛する」って本当に心も体も全力疾走なんだなと改めて感じました。
この作品を読んだあとに、こんな言葉をある新聞で見つけました。
この作品との関係は全くないのですが
なぜか、自分の中の重たいものが少しだけ軽くなった気持ちになりました。
「結婚は一度はしてみるものだよ」
「結婚する相手は容姿や収入だけじゃなく、
自分が相手を尊敬できるかどうか」
「尊敬できる人であれば、きっと自分を大切に思ってくれるよ」 -
不倫の話.
好きになった人にたまたまパートナーがいた.
それだけのこと.
人生の分かれ道を垣間見る. -
母の最後の手紙がどうも気に食わないのは、私がまだ子どもだからなのでしょうか?
描写はきれいでした。 -
アメリカの田舎の風景がすごく美しく描かれていて
読んでいてうっとりしました。
魂が惹かれあうような恋愛は素敵と思う以前に
他に守りたいものがあったとき、苦しむばかりな気がして
自分がいざその立場になったら・・・と考えると
うらやましいというどころか怖いと思いました。 -
フランチェスカみたいにはなりたくはないけれど、
一生のうちで心から愛することができる人に出会えたことはうらやましい。
わたしもいつか出会えるのかしら?
どちらかというと、
妥協して結婚はしないだろうわたしはキンケイドよりな人間だと思うっ
キンケイドほど、
孤独を好んではいないけれど。
なんだかどこにも属してないような、
どこにいても違和感を抱いてしまうような、
そんな感じ。 -
映画を観たのは20代、その頃「失楽園」と共に不倫が流行?していた。俳優としても映画監督としても名を馳せていた クリント・イーストウッド 。しかし、20代の私にはこの映画の良さをわかったようで全くわかっていなかったんだと、今わかる。
40代になり、この本を図書館で見つけた。結婚して16年目になる自分。そう言えばこの本の女性が今の私と同年代・・・だったような?そんな気持ちから手に取り、読み出した。
いろんな感想があると思うが、この小説は、40歳以上の方が読むと、人生に深い深い何かを感じる事、間違いなし。「何か」は人それぞれだと思うのであえて「これ」とは書けない。フランチェスカの言葉をかりるなら「あなたはわたしではないから(私が思うあの人のことを)決して理解できない」であろう。
最後は切なさに泣いた。やるせない気持ちが残った。しかし、この気持ちも70歳近くになって、またこの本を読み返した時、切なさでなく、違った感情で納得できるのかも知れない。いや、きっとそうだろう。読書する年齢によって物語にたいする理解力がどんどんかわってくる・・・不思議な不思議な小説だ。 -
パート先の引越しに伴いいらないものは持って帰っていいと言われいらない物の中にあったのがこの一冊。
中学の頃、おしゃれな表紙に借りた物のこの本のよさが全く分からず首をかしげ返却した記憶が思い出され持って帰りました。
で、再び読んでみたのですが、これは中学生には分からない。
結婚してようやく分かる本のような気がします。
といってもやはり、『あー面白かった』というようなエンターテイメント性に富む本というわけではなかったような。
これも結婚して2年目だからなのかな?
あと10年ぐらいしてもう一度読んでみようと思わされました。 -
22歳頃に読んだ。読んだ当時は娘の視点で読んでいたせいか主人公にさっぱり共感できず、後悔するくらいなら行けばよかったのに、くらいの感想しか残らなかった。でも50手前の職場の先輩に貸してと頼まれ貸したら「すごい良かったわ~~~~もう主人公の気持ちがわかりすぎてわかりすぎて!」と。40手前になった今読めば感想が変わるかもしれないです。
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050627-0708
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なぜこれが売れたのか理解不能でした
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母から貰いました。これは途中で終わるからこそ、美しいままの恋愛です。
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中年の男女が恋に落ちる話。長い人生の中で、出会いから別れまでのわずか4日間で全てを共有しあうかの様な存在になった2人。結局家族を捨てるわけには行かず、別れる事になるが、その思いを死ぬまで2人とも持ち続ける。という話。
こんな出会いも世の中にはあるのですかね。一目惚れというものは女性に多いのでしょうか。フランチェスカ(女性)の夫や家族を裏切ることになるこの恋の思いがよくわかります。