- Amazon.co.jp ・本 (173ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163205007
作品紹介・あらすじ
現役僧侶が生と死の間を見つめて選考委員全員の支持を集めた芥川賞受賞作。
感想・レビュー・書評
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#2595-108-357
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中陰とはこの世とあの世の中間。
質量不滅の法則。
世の中の物すべては膨らみ広がりつつある。
宇宙は膨張している事を思ってなるほどと思った。
しかしながら死んだ後のことはお坊さんでもわからない。 -
2001年上期:第125回芥川賞受賞作品。
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対談や『禅的生活』でファンになった玄侑宗久さん♪
小説も、やっぱイイ!
なんだろ。小説…ではなくって文学を久々に読んだ気になる。
抱き合わせの『朝顔の音』は、個人的には好きじゃないけど、
全体を通して、ブレない、芯のしっかりある、
さすが御坊様が書いただけある!ズシンと存在感のある本♪ -
「中陰とは、この世とあの世の中間。」
不思議な物語でした。 -
第125回芥川賞受賞作。現役僧侶が書いた死の話。成仏とは何か、を見つめる登場人物たちがおもしろい。お坊さんならではの、仏教の詳しい話や生死観もいい。ただ、後半奥さんの流産話がからんできたところから陳腐に感じた。同時収録の「朝顔の音」も強姦と死産を経験した女性が描かれているが、なんだか違和感を感じた。「賢い男の人が書いた女の人」という感じがして、しっくりこなかった。
全体的にはおもしろかったけど、すぐに他の作品も読みたい、とはならなかった。 -
死後の世界って案外、この僕たちが生きている世界なのかもしれないよね。