口語訳『古事記』 完全版

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (494ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163210100

作品紹介・あらすじ

いま、あざやかに蘇る日本誕生の物語。詳細な注釈、読みやすい語り言葉で綴られた決定版現代語訳。古事記の原型に近い「語り」を生かした口語体による完訳版。古事記研究の最前線に立った詳細な注釈。古事記の書かれた時代背景の理解に役立つ解説。地名・氏族名解説、神々および天皇の系図、地図など豊富な資料。古事記に登場する動物・植物のイラスト入り。詳細な三種の索引(神・人名、動物・植物名、注釈事項・語彙)付き。

感想・レビュー・書評

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  • とっても読みやすかった。
    私、実は古事記の内容は、オオクニヌシまでしか覚えてなくて・・・
    あとは、神武天皇、ヒコイマス、イクメの大王、ヤマトタケルあたりをブツ切れで知っているだけで。

    「古事記ってどんなの?」と思っている人に軽く読めてお勧めの1冊☆

  • ふむ

  • グッと、グッときたぜ古事記!
    神代編なんてとんでもない
    イザナキが自分の子のカグツチを切った刀の先についた血がまわりの岩に飛び走りついて成れる神、刀の手元のあたりについた血も岩に飛びつき成れる神、握りの指の間からしたたった血からも成れる神、切られた死体の頭からも成れる神、腹から成れる神、陰に成れる神、左の手に成れる神、右の手に成れる神、左の足に成れる神、右の足に成れる神、もうそこらじゅうに神が!!!

  • 非常に読みやすかった。訳者の補足、説明が注釈に加え本文にも語り部の語りとして加えられている。巻末に系図に加えて地名解説、氏族名解説、地図、神人名索引、動植物名索引と資料も充実していて、本文に出てきた植物や生き物の挿絵がチラっと入るのも楽しい。

  • 初めて古事記が楽しく読めた本。

  • 読破すれば凄いんだろうな

  • 古事記の現代語訳。
    口語訳とある通り、語り口調で現代語にしているので読みやすく、一度くらいは古事記を通して読まなければならないと思いつつ挫折していた私でも読めた。

    解説も豊富なのでわかりやすくてよかった。

  • 三度目の再読。
    私を、古代史の世界にいざなった書。

    古事記と書紀の違いは漠然とは理解していたが、三浦訳は見事にそれを表現したと思う。

    この本を読んだあと、何冊か、三浦氏の本を読んだが、どれもわかりやすく面白かった。

    これからも、おりに触れて、本書を読みたい。

  • 詳しく事細かな内容が良いものでした。

    読み応えもたっぷりで、口語訳なだけあって読みやすいです。
    ただ、口語訳ならではかもしれませんが、自己解釈のところがあって(´・ω・`)…?というところもありました。

    けど、中身がたっぷりで読み応えのあるものでした。

  • 古事記、が発売されたときに、「おおー!」買ってしまいました(T▽T;)
    読破するには、神話のながーーい名前を覚えねばならぬので大変?
    ですが、日本の有名な本は一冊は持っていたいのです。
    一見、造られた神話ではないか、と思うかもしれないですが、歴史と合わせていくと、背景がわかってきて、結構面白いものです☆

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著者プロフィール

千葉大学名誉教授。1946 年、三重県生まれ。『古事記』を中心に古代文学・伝承文学に新たな読解の可能性をさぐり続けている。共立女子短期大学・千葉大学・立正大学等の教員を歴任し、2017年3月定年退職。著書に『浦島太郎の文学史』『神話と歴史叙述』『口語訳古事記』(第1回角川財団学芸賞受賞)『古事記を読みなおす』(第1回古代歴史文化みやざき賞受賞)『古代研究』『風土記の世界』『コジオタ(古事記学者)ノート』など多数。研究を兼ねた趣味は祭祀見学や遺跡めぐり。当社より『NHK「100分de名著」ブックス 古事記』を2014年8月に刊行。

「2022年 『こころをよむ 『古事記』神話から読む古代人の心』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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