口語訳『古事記』 完全版

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  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (494ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163210100

感想・レビュー・書評

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  • わかりやすく、解説も丁寧。
    おじいちゃんの語り口調もいい味出てます。

  • この本は実験作とでも言うべきもので『古事記』というテクストを元に「口頭で語られていた昔語り」を現代語で再現したらどんな感じになるだろうね、というもの。口語表現を用いることで『古事記』中のオノマトペが生き生きとしてきます。<BR>
    ただし口語化する際にどうしても「訳者」の主観がニュアンスとして滲み出てしまったため『古事記』の入門書としてはお薦めしません。一度原書(あるいは岩波文庫などの学習用現代語訳)にあたった上でならばお薦めします。<BR>入門書ならば河出文庫版現代語訳が無難、かな…。

著者プロフィール

千葉大学名誉教授。1946 年、三重県生まれ。『古事記』を中心に古代文学・伝承文学に新たな読解の可能性をさぐり続けている。共立女子短期大学・千葉大学・立正大学等の教員を歴任し、2017年3月定年退職。著書に『浦島太郎の文学史』『神話と歴史叙述』『口語訳古事記』(第1回角川財団学芸賞受賞)『古事記を読みなおす』(第1回古代歴史文化みやざき賞受賞)『古代研究』『風土記の世界』『コジオタ(古事記学者)ノート』など多数。研究を兼ねた趣味は祭祀見学や遺跡めぐり。当社より『NHK「100分de名著」ブックス 古事記』を2014年8月に刊行。

「2022年 『こころをよむ 『古事記』神話から読む古代人の心』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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