ららら科學の子

著者 :
  • 文藝春秋
3.19
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本棚登録 : 354
感想 : 65
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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163222004

感想・レビュー・書評

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  • 文は読みやすい。
    しかし、おもしろくならず流し読み・・・

  • タイトルは秀逸なのに、内容は実につまらない。ストーリーテリング、言葉の強度、時代錯誤、風俗描写、全てが中途半端だなあ。

  • うーん、まぁまぁ・・・?

  • こうして、オレはここにいる
     「こうして彼は、新幹線“こだま”で日本へ帰った。」という出だしに「おっ」と思い、一気に引き込まれてしまった。
     物語は、30年前学生運動をしている中で、単身中国へ渡り、そこにいた男が、日本へ帰ってきて、感じ行動する出来事を描いている。
     彼は今風浦島太郎であり、そのことを自覚しながら、自分の「いる場所」を探しつづける。過去に戻るわけにはいかない。では、自分の未来とは何なのか。
     矢作俊彦の文章は、30年間の時代の流れを交えながら、切れが良く、読み手を全く飽きさせない。
     同じ世代の人には特にお薦め

  • どこかで見たことある題名と思って図書館で借りた。調べたら第1回の本屋大賞の10位だったんですね。この内容は一般人が読みやすくみんなに勧めたい本を選ぶ本屋大賞には向いてないですね。10位納得。
    村上春樹のような妙な異世界感(本書はファンタジーではない)と古川日出夫のような読みにくさの文章の本でした。

  • どこかで見たことある題名と思って図書館で借りた。調べたら第1回の本屋大賞の10位だったんですね。この内容は一般人が読みやすくみんなに勧めたい本を選ぶ本屋大賞には向いてないですね。10位納得。
    村上春樹のような妙な異世界感(本書はファンタジーではない)と古川日出夫のような読みにくさの文章の本でした。

  • 男は殺人未遂に問われ、中国に密航した。文化大革命、下放をへて帰還した「彼」は30年ぶりの日本に何を見たのか。携帯電話に戸惑い、不思議な女子高生に付きまとわれ、変貌した街並をひたすら彷徨する。1968年の『今』から未来世紀の東京へ―。30年の時を超え50歳の少年は二本の足で飛翔する。覚醒の時が訪れるのを信じて。

  • やっと読み終わり。何かよく分からなかった。妹にもう一度会ってあげてと思った。

  • 一人の男が密航船で中国から日本へ上陸する。その男は30年前の学生運動のさなかに殺人未遂を犯し、中国へ逃亡していた。学生時代の友人を頼って日本での生活を始めるのだが・・。

    学生運動中の事故に似た事件で中国へ逃げ出したものの、そこは文化大革命のさなかで、歓迎されるどころか僻地に送り込まれてしまい、大変な思いをします。その様子がだんだんと回想という形で明らかになりますが、それがまたすさまじい・・。

    主人公は中国でも結局はよそ者として扱われますし、日本に帰ってきてもすっかり豊かで平和になった日本に馴染めず、違和感を覚えます。
    彼の世話を焼いてくれる、友人の部下たちも日本人になりきれない人達ばかり。さらにはひょんなことから知り合う日本の少女も。

    居場所のない登場人物たちの交流が描かれますが、私はちょっと理解し難いかな。そんな私は幸せなのかも。

    著者はハードボイルドを得意とする作家さんのようです。
    アンダーグラウンドな人たちがカッコ良く描かれているので、そういうのが好きな人は楽しめるかも。

  • 本屋大賞ノミネート。
    なんだかよくわからなかった。
    やっと読んだ感じ。

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著者プロフィール

1950年、神奈川県横浜市生まれ。漫画家などを経て、1972年『抱きしめたい』で小説家デビュー。「アゲイン」「ザ・ギャンブラー」では映画監督を務めた、『あ・じゃ・ぱん!』でBunkamuraドゥマゴ文学賞、『ららら科學の子』で三島由紀夫賞、『ロング・グッドバイ』でマルタの鷹協会・ファルコン賞を受賞。

「2022年 『サムライ・ノングラータ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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