- Amazon.co.jp ・本 (447ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163246901
感想・レビュー・書評
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なるほど、ミステリーはこんな感じだよね。という作品でした。
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高額時給の求人広告を見て集まった12人のモニター。 アルバイトの内容は、外界から遮断された「暗鬼館」で7日間を過ごすこと。主催者の目的は、彼らの様子を24時間観察することだという。平穏無事で終われば皆が大金を手にして帰れるおいしいバイトのはずだったが・・・。
クローズドサークルのフーダニットもの。閉ざされた世界で一人また一人と殺人が起きていく設定は、オーソドックスで嫌いじゃないけれど、謎解きの論理性や意外性に欠ける。犯人の動機もよくわからないまま終わっているし・・・。12体のネイティブアメリカン人形やノックスの十戒といった、ミステリのガジェットがたくさんちりばめられているが、著者の狙いが奏功しているとは言い難く、空回り感あり。
週刊文春ミステリーベスト10 7位
このミステリーがすごい! 10位
本格ミステリ・ベスト10 4位
ミステリが読みたい! 13位 -
定番の密室
有名所を読んでいないと理解が追い付かないのが残念だが、休日の午前中をたっぷりと楽しめた。怪しいと思っていた美少女が意外な結末だったのは驚きかな。 -
2017.3.20-29
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ある実験の被験者になるだけで時給11万がもらえるというアルバイトに応募した12人。地下施設に閉じ込められ、さらに大金を稼ぐために殺し合いをはじめる。という物語。映画でもチラッと見たことはありましたし、ドイツの映画でも似たような設定の物語(es)がありましたから、目新しさは感じられず、正直言うと期待ハズレでした。何より12人の紹介文を読むのが苦痛でした。読後も何も残らないような、小説です。
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主人公である結城から見たそれぞれのキャラだから、話が進むにつれてキャラ変していくのは否めないけども、なんとなく都合が良すぎやしませんか? と思う。
探偵役の語りとか面白かっただけに、ラストの紹介もね。もっとニヤリとさせる書き方があったと思うのに。勿体ない。
設定勝ちなところでしょうか。。。
ちなみに原作と映画は違うと聞いていたので、そこは問題なし。あれはあれでラストの下りが面白かったのと、単純に藤原竜也が好きだから。 -
モニター募集で参加した有機は奇妙な建物で1週間滞在することになる
参加者12人による殺人のモニター調査が目的のこのイベントで次々に殺人が行われていく
犯人探しなどちょっとお粗末さが目につく バトルロワイヤルのほうが読み物としては面白い -
ミステリーは読むだけ損(もちろん自分にとって、です。)ってことがわかった。
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私には合わなかった。推理物が好きな人は好きな作品なのかもしれない。
館のルールや報酬額の詳細などを理解しながらこの本を読まないと、12人の行動心情の動作(怪しい動き)などを見過ごしてしまう。
映画化にもなり読んでみましたが、私には推理物は合わないようです。
最後まで読んで須和名の目的は理解して納得したけど、
関水がどうして、皆が死んじゃうからまとまったお金が欲しかったのか、その理由が映画で明かされるのかなと思った。
殺人ゲームの暗鬼館の推理が主な話だとしたら、人物の推理時の心情以外を解き明かすのは難しいのかな。
須和名が主宰する「明鏡島」を舞台にした番外編的なものがあればそれは読んでみたいです。