- Amazon.co.jp ・本 (313ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163249209
感想・レビュー・書評
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久しぶりの森絵都さん。宇宙のみなしご以来、約一ヶ月ぶりです。久しぶりに読んだことない森絵都さんの本を見つけたのでついつい吸い込まれるように手に取っていました。
風に舞い上がるビニールシートというタイトルも気になりました。読んでみると六編の短編集でそれぞれの世界観どれも良いもので面白かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
少し内容が難しいなと感じるものもあったが、
「器を探して」は続きが読みたいと思う短編だった
⭐︎⭐︎⭐︎
あまりにおいしいものと出会うと、弥生は泣きたくなる。
生まれてきてよかった。 -
すごく頭がいい人だと思う。どの作品も専門知識がしっかり調べられていて、知識の羅列にならずにしっかり物語の核に絡められている。ただ、その頭のよさ、隙のなさが圧となって息苦しさを感じることもあり。
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短編集。どの話が良かった?と聞かれても正直どれもあまり印象に残らなかった。ただ、それが悪い印象かといえば違う。どちらかと聞かれれば間違いなく、良かったよーと答えると思います。こんな読後感は初めてかも。うーん、なんだろう。無色透明、無味無臭な感じ?
話の内容は、先が気になって止まらないとかワクワクしたりなんて無かったのですが、最後の何行かでとても良い終わり方になっていると思います。渇いた身体に水がすーっと染み渡る様なスッキリ感がありました。
森絵都さん、物語のラストの締めくくり方がとてもうまいです。
器を探して/犬の散歩/守護神/鐘の音/ジェネレーションX/風に舞いあがるビニールシート -
短編集。
ジェネレーションX
風に舞い上がるビニールシート
が良かった。
中高生のうちの子どもたちにはまだ難しいかな。もっと大人になってからの方が興味深く読めるかも。 -
この風変わりなタイトルが直木賞受賞作
わたしは受賞作・作家だからと言ってことさら読まない主義
というか興味わかない、へそまがり
しかし
話題になったときから読んでおくんだったなあ、という作品は多々ある
その範囲に入る作家さんの作品であった
なるほどね
今に読み継がれる不変の真理を抉る作品群
短編の名手
現代版日本の「O・ヘンリー」かもしれない
わたしの好みで言えばこの6短編収録中「守護神」が一番好き
大学の第二学部に入学してくる学生たち
なぜ、働きながらの通学するのか
さまざまな事情を抱えた学生群像の事情もよく描けているが
「代返屋」ではなくて「レポート代筆屋」との本気対決が
学問ならぬ人生を真剣に考えさせてくれる
働きながらの勉学に時間は無い
膨大なレポート提出、試験を乗り越えるには
お手軽な手も使いたくなる
けれどもこの主人公はお手軽とは程遠くいまじめ学生で
「レポート代筆屋」に注文しに行くも
すでに確固たる自説のレポート内容に到達しているのだ
それを滔々と述べてしまうおろかしさ
「なら、じぶんで書きなさい!」と「レポート代筆屋」に突っぱねられる
「あなたは代筆がして欲しいのではない、愚痴をこぼす相手が欲しいのだ」
とせなかを押されていまや「守護神」になった「レポート代筆屋」のもとを去るのであった
すべては自分に還るのだとしみじみ思う
誰かがやってくれるのではない
全部自分がやらなければ何事も進まない
なかなかの筆力の作家とみた
他作品も読もうと思う -
森絵都読んだのひさしぶりだー。
こんな文章だっけね。
短編集だけど、どれもじわーっとあたたかさがこみあげてくる感じ。
表題作はすごくすごく大切なことが描かれていたけど、あんまりすきじゃなかったな。どうしてもエドに共感できなかった。
それより「ジェネレーションX」がよかった!なんか、平凡でありそうな話だけど、幸せになる。 -
6つの短編集。
1つめは「?」だった。
でも、2つめ、3つめを読み進めるうちに、引き込まれていった。
最後の表題作「風に舞いあがるビニールシート」、遠い話のような、でも、どこかで、今起きている現実に埋もている話。
哀しい話。前をむかなくちゃいけない。
森 絵都さんは、ストーリーテラーだなぁと思いました。 -
2021.09.21
三連休後 病院行ったよ
森絵都様
短編集
135回直木賞
全ての物語がかなり専門的
短編なのに重厚な内容
森絵都さんのリサーチ力
すんばらしいなあ作品です
器を探して
結婚を取るか仕事を取るか
犬の散歩
犬を通しての人との関わり
愛されない犬こそかわいい
守護神
大学に存在すると言われている
無敵ガールの話
鐘の音
仏像を直すプロ達の話
ジェネレーションX
いちばん好き!
野球部10年越しの集合
果たして全員集まるのか否か
風に舞い上がるビニールシート
アフガン
難民
国連
愛する人の死
短編集は苦手です
入り込むまでに時間がかかるからかな
29の夏はこの作品で〆ました
おつかれやまでした