僕たちのミシシッピ・リバー 季節風 夏

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 401
感想 : 73
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  • Amazon.co.jp ・本 (398ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163271002

作品紹介・あらすじ

忘れられない一瞬を焼き付けた夏が、今年もまたやってくる。ものがたりの歳時記-「夏」の巻、12編。

感想・レビュー・書評

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  • 季節風シリーズの夏!!面白かったし、時には面白く時には感動しました。特にお気に入りなのはささのはさらさらです。短編なのにまるで長編を読んだような読後感でした。とにかくあたたかくてやさしいはなしでした。
    重松清は家族や友情をテーマにしたような話が多いのでこれからもたくさん読みたいと思います。

  • 重松清ハマってたな

  • なんて温かい話なんだろう。なんて優しい話なんだろう。心が温まる。涙が出る。家族の悩みも素直に書かれている。重松さんの作品、いつも素敵。

  • 重松清作品。16冊目。
    短篇集「季節風」シリーズの夏。夏をめぐる12篇。

    夏は成長する季節です。基礎体力を極めるのも、基礎学力を培うのも夏。冒険するのも、没頭するのも、汗を流すのもまた夏。夏の頑張りが、成果を分けるかも。そして、高校野球のように区切りをつけるのも、また夏。

    『その次の雨の日のために』:人はいつ、どんなときに後進に譲るのだろうかと、考えさせられる。特に自分に自信があるときには。スポーツ選手も、仕事も、あれも、これも。「歳をとってから生まれる意地もあれば、歳をとると消えてしまう意地もある」なのかなぁ。
    『魔法使いの絵の具』:青春が春ならば、大人になるのが夏。フミちゃんの「みんな同じだもんね、大変なのは」いくつものいくつもの想いと涙がつまっているハズ。来年は、笑って故郷に帰ってこられることを祈る。

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB99157967

  • カラッと晴れた夏の日ではなく、まるで空が涙を零しているように雨が降る夏の午後。
    そんな物語たち。
    しかし、それが不快ではない。
    重松清の魔法にかかったように自然と溢れ出す涙。
    雨がやんだら晴れるように、涙が出尽くしたら元気になれるような作品。

  • 夏をキーワードにした短編集
    どれも心に沁みますね~
    泣きたいときは重松清さんです~

  • 感動

  • 季節風シリーズの夏バージョンの短編集。
    春に続いて夏も読んでみた。

    いろんな形(構成)があるけれど、
    “家族”を描いた重松さんの作品が好きです。

  • 【あらすじ】
    忘れられない一瞬を焼き付けた夏が、今年もまたやってくる。ものがたりの歳時記―「夏」の巻、12編。

    【感想】

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著者プロフィール

重松清
1963年岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。91年『ビフォア・ラン』でデビュー。99年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で直木三十五賞、10年『十字架』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『流星ワゴン』『疾走』『その日のまえに』『カシオペアの丘で』『とんび』『ステップ』『きみ去りしのち』『峠うどん物語』など多数。

「2023年 『カモナマイハウス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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