- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163275802
感想・レビュー・書評
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入りは興味深く読みやすかったが、途中ペースダウン。しかしラストはなんだかスッキリする作品。ばななさんの世界観なんだろう。
後味良し。周りの人に感謝したくなった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ラストに行くまでは特に引き込まれる要素がなかったので、こんなものかなと思ってたけど、最後まで行くと意外な展開もあり、また暗い雰囲気ながら全体を通してばななさんらしい透明感があり、優しい気持ちで読める不思議な感覚でした。
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2022-52
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展開が多いわりに緩急が目まぐるしく、一気に書き終えたのではと思わされるグルーヴィーな作品。物語を味わうというよりも、心の中にそのまま連れて行かれたような気持ち。
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ちょっと暗いファンタジー。残酷なようで、登場人物のほんわかした雰囲気によって、ふわっとやわらかい。悲しくてつらいセリフも、ばななさんが書くと優しいエッセンスに変わるので、不思議な感覚だった。
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怖くても引き返せないばななファンタジー。初めて一気読みという体験をした。
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2018/3/20
とても不思議な話だったけど、そのストーリーよりも、主人公が思うことと、それを表現する言葉がすごく好きだった。自分の中にもある感情はこういう言葉で伝えることができるんだって思った。
それから、こんな救われ方が本当にあるって信じたいな。 -
ある日、幼少期以来顔を合わせていなかった、いとこの昇一が由美子の家を訪ねてきた。
曰く昇一は、魔女であった母親の遺言で「由美子を助けに来た」らしい。
過去のトラウマでいまいち記憶がはっきりしない由美子は、昇一とともに過去に触れる旅に出るのだが……
ダリオ・アルジェントの映画『トラウマ』をベースに書かれた一冊。
ふわふわした不思議な空気が常にあった。
つらさとやさしさが共存しているお話。 -
この先どうなるんだろう??とすごく気になりながら読み進めた。
そしたらラストはまさかの展開。よしもとばななの本は今までに何冊も読んでいるけど、こういうのは初めてだったかも。
ストーリーがどうあってもいつもながらの優しい雰囲気で、自分の日常のちっぽけな悩みなんて大した事ではないな、これでいいんだな、と思わされる。