海峡の南

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163284705

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  • 祖父が危篤状態だという知らせを受け、洋ははとこの歩美と北海道にむかった。

    かつて北海道にいた父は、若き頃に祖父の反対を押し切り関西に渡り、ちゃんとした職につくこともせずに外で女を作り、
    やがて息子である洋の前からも姿を消した。

    父が行方をくらませてから10年がたった。
    息絶えてく祖父のために集まった親類たちや、先祖の故郷である北海道という地が
    幼い頃にすごした父との記憶を鮮明によみがえらす。

    なかなかおもしろい。
    今まで読んでたのが感覚的でふわふわ系だったから
    実在する地名とよみがえる記憶が鮮明でずっしりと読むのは遅かったけど、頭に入ってきた。

    伊藤たかみって男性なんだよね。最近知った。
    みか!も読もうかなぁ)^o^(

著者プロフィール

いとう・たかみ
1971年兵庫県生まれ。1995年、早稲田大学在学中に「助手席にて、グルグル・ダンスを踊って」で第32回文藝賞を受賞し作家デビュー。2000年『ミカ!』で、小学館児童出版文化賞、’06年『ぎぶそん』で坪田譲治文学賞受賞、「八月の路上に捨てる」で芥川賞受賞。主な作品に『ドライブイン蒲生』『誰かと暮らすということ』『 そのころ、白旗アパートでは』『秋田さんの卵』『ゆずこの形見』『あなたの空洞』など。

「2016年 『歌姫メイの秘密』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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