セカンド・ラブ

著者 :
  • 文藝春秋
3.08
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本棚登録 : 874
感想 : 184
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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163296203

感想・レビュー・書評

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  • 不完全燃焼…

    イニシエーションみたいに
    ならなかったなあ

    期待しすぎ?

  • 私としてはイニシエーションラブよりずっと衝撃が走りました。
    が、かなり不評ですね笑。
    イニシエーションラブは衝撃というよりも、は?って感じで腑抜けな読後感だったのに反し、
    セカンドラブは結構衝撃が走った。
    無理矢理感はイニシエーションのときよりもずっとあるし、
    不鮮明な描写は多々あるんだけど、
    イニシエーションは淡々と物語を、恋愛小説だと思いながら読み進めたなかで
    ラスト二行で、は? え? という厭な感じ。
    作りはとっても巧妙なんだけど腑に落ちなくて気持ち良くないのが不満だったけれど、
    こちらはうまくギリギリのところを保ちながら読み手にいろんな想像をさせるところが好きでした。
    双子ものって無理があるだろ、とかいろいろ突っ込みながらね。
    でも最終章の悪意丸出しな感じ、好きだなー。
    黒い。気持ちがいい。すがすがしいほどに。
    展開や描写はどうであれ、悪女ものって好きです。
    すっきりしなかった部分は解説HPを読み、さらに楽しかった!って思え読後感爽快、
    その後のどんでん返しものを読んだ後に起こるゾクゾク感も継続されているのです。

  • これはイニシエーション・ラブ以上にいいかもしれない!
    「ごめんね。ずっと嘘だと思ってた。」は「辰也」並みの衝撃でした。
    強かな女、こわすぎ。でも、そこがいい。
    最初から罠にはまっていたことを知って背筋が冷えました。とにかく上手い。

  • 会社の先輩にスキーに誘われた正明は、同席した春香と出会い、付き合うことになる。
    しかし、ある日彼女には、彼女も知らない瓜二つの双子の妹(美奈子)がいることを知る。
    そして、その妹とも関係を深めていくのだが…

    プロローグで「春香、君はそもそも、誰なんだい?本当に『内田春香』なのか?」という文章からして、不穏な展開になると予感していたけど、予想は半分当たって半分はずれていた。
    まさか始めから嘘が始まっていたとは…

    「イニシエーションラブ」もどんでん返しの展開のようだし、この人の作品、他にも読んでみたい。

  • 後味は悪い。
    湊さんほどでは全然無いが、後味はよくない。
    いや、やっぱり後味は悪い( ̄(工) ̄)

    なんだコレo(`ω´ )o

    なんか無性に、登場人物全員に腹が立ったなぁ。


    〜〜〜

    個人的な内容の好みはアレですが・・
    書籍としての活字力?構成?はさすがです!
    読み物としては最高の展開なのでは?


    ラスト(*ネタバレにはなりませんよ?)の、空港三階ラウンジでのシーンが全てです。
    この辺は、イニシエーションラブとの系譜か?

    乾さんの恋愛モノは素晴らしいです。
    ただ、蒼林堂〜やクラリネット〜と比べると、(イニシエーションラブや)本作は、テイストが重すぎて、俺・・少しイヤです。

  • 一回読んだだけでは全く意味不明だったけど解説を読んでゾッとした。でもイニラブよりはあんまりかな。

  • 2011年読了。

  • 昭和30年代生まれの主人公。双子(だと思っている)女性に惑わされていく。結末には納得。
    過去に読んだ筆者の著書とはトーンが全く異なっていた。

  • またまた、トリックが仕掛けられてた。イニシエーションラブから読んだ方がなお面白く感じれそう。うまい具合にダマされそうで。
    セカンドラブは正直ラストの意味が完全にわからず解説サイトのお世話になりました。ちょいとトリックが卑怯な気がしましたし、必然性がわからんところは大いにあった。解説サイトの説明はスジがとおってはいるけど。。。

  • 付き合いはじめた女性には、一卵性の妹がいた。
    惹かれるのはキャバ嬢の妹

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著者プロフィール

静岡県大学理学部卒業。1998年『Jの神話』で第4回メフィスト賞を受賞し作家デビュー。著者に『イニシエーション・ラブ』、『スリープ』など。

「2020年 『本格ミステリの本流』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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