花の鎖

著者 :
  • 文藝春秋
3.55
  • (199)
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  • (596)
  • (111)
  • (23)
本棚登録 : 3997
感想 : 627
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163299709

作品紹介・あらすじ

毎年届く謎の花束。差出人のイニシャルは「K」。女たちが紡ぐ感動のミステリ。

感想・レビュー・書評

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  • もう10年近く前だろうか。
    この花の鎖のドラマを観た事があり、とても好印象だった記憶があった。ただ、それは同時に原作の要を既に知っている状態での読者体験であり、残念ながら驚愕の感動を得るに至らず。無念。

  • 母にすすめられ、読んでみた。この本は三人の女性の目線で進められていく。湊かなえさんの沼にはまってしまう!!感動のミステリーでした。

  • 中途混乱

  • 途中から分からなくなってしまった。もう一度読んでみる。

  • さすが湊かなえさん。感動のミステリという謳い文句に誘われて手に取ったけど、ただの感動モノではなかった。一筋縄にいかない湊ワールド。
    裏切り、陥れ、さらに自分が原因で相手が事故死をとげてもなお、保身のために死者を侮辱する言動…。ものすごくモヤモヤする部分はあるが、この人たちは一生変わらない、一生このままなのだ、とちゃんと注意書きのように主人公の思考で示されていた。
    感動のラスト…というよりも、憤りのラストだった。最低な陽一夫婦、孫もなんだか微妙だが、浩一だけが良い人だったのかな。

  • イニシャルだけを頼りに。
    あの手紙がなければ、誰にも真実を話すことなく墓場まで持っていくつもりだったのだろうか。
    謝罪も要求も感謝も受け入れて貰えないなど、遺族からしてみれば当たり前のことだろうに。

  • イヤミスではなかった。過去と現在が交差していくなかで、いつも通り騙されないぞー、仕掛けを見破ってやるーとか思いながら慎重に読んでしまったけど、そういう話ではなかった。
    私にとって「作者 湊かなえ」が一番のミスリード。心あたたまるストーリーでした。
    とにかく無性に美味しいきんつばが食べたくなった。

  • 雪月花のカラクリに気づいた時はもう鳥肌と涙が止まりませんでした。初めてこんなに素敵な話に巡り会いました。私も愛する人を大切にしていきたいです。

  • 元々、湊かなえさんの作品(告白や母性等)があまり私の趣味と合わなかったのですが、友人からの勧めで読んでみました。結論から言うと、本当に読んで良かったと思える作品でした。湊かなえさんの描写で、それぞれの雪月花の時代背景が思い浮かべやすかったです。(例えると、祖母の時代の頃の話し方は昔ながらの丁寧な話し方であったり)
    時代が変わろうとも美しい花は変わらず全ての時代に鎖のように繋がれているのだと何だか胸が熱くなる物語でした。読後全てのピースが繋がった時は、ホッとため息が出る物語だった。

  • 913-M
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著者プロフィール

1973年広島県生まれ。2007年『聖職者』で「小説推理新人賞」を受賞。翌年、同作を収録した『告白』でデビューする。2012年『望郷、海の星』(『望郷』に収録)で、「日本推理作家協会賞」短編部門を受賞する。主な著書は、『ユートピア』『贖罪』『Nのために』『母性』『落日』『カケラ』等。23年、デビュー15周年書き下ろし作『人間標本』を発表する。

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