- Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163575902
感想・レビュー・書評
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イタリア語通訳の著者が仕事を通じて知り合ったイタリア人、フェリーニ監督やマルチェロ・マストロヤンニなど間近に見た大物たちとのエピソードを楽しく綴ったエッセイ集。通訳としての奮闘エピソードも豪快。サクっと読めるので渡航前の機内で読むのによい。
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紀伊国屋に頼んでいた田丸公美子さんの本『パーネ・アモーレ―イタリア語通訳奮闘記』の本が入荷したと連絡があり、購入しました。「パンと愛と夢」があれば生きていけるイタリア人。「米と仕事と哲学」で生きている日本人。そんな二つの対照的な文化を取り持つのに不可欠なのが通訳。日本最強のイタリア語同時通訳と謳われる著者が明かす、爆笑エピソードの数々。広島出身のトップレベル通訳者、タリア語会議通訳・翻訳家の田丸公美子さんの『イタリア通訳奮闘記』です。
こちらのとても痛快なコラムに楽しくて、思わず笑ってしまいます⇒
http://www.a-nb.com/italia/back_number.html -
1970年前後に東京外語大でイタリア語を学んだという内容からすると,その分野では草分けの大ヴェテラン.さぞ此の道は大変だっただろうと察せられる.何せ,私がイタリア文化会館でイタリア語を一寸齧った1980年時点でさえ,まだ和伊辞典というものは出ていなかったのだ(笑).今では信じられないような話だが,たぶん日本で初めての本格的なものは,実に1980年代後半に出た坂本鉄男博士の和伊辞典ではなかっただろうか.いや今でも自分はそれを使ってるんだけど.
内容は軽く読めるエッセイで,特にあれこれ言うようなものは無い.序でというと何だが,朝倉めぐみのイラストは大変に雰囲気があって宜しかった.やはりこの人はイタリアものを描かせると巧いなぁ.