たぶん最後の御挨拶

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 112
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  • Amazon.co.jp ・本 (273ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163688107

作品紹介・あらすじ

打たれ弱かったら作家になんかなってない。下手なエッセイ書く暇あるなら、もっと小説書かんかい!文学賞落選記録15回!-「押し続けていれば壁はいつか動く」と信じ続けた20年の日々。

感想・レビュー・書評

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  • 東野圭吾さんのエッセイは初めて(かな?)読みました。
    さすがに関西人、自虐エピソードが面白い。
    2006年ということは当時48歳で「自分にはエッセイは向いていない気がするから、
    これからは小説に専念するのだ!」と宣言をするための作品だったのですね。
    でも、人間って変わりますよね。
    あれから14年と少し。
    もしかしたら、気が変わって「やはり書くことにしました」ってならないかな?

    ひとつ、素敵だなぁと思ったところがあります。
    お父様にちょっと深刻な決断を伝えた時のエピソード。
    ずっと黙って聞いてくださった後、お父様が最初に発したお言葉が
    「ふう~ん」。
    そして「まあ、ええがな・・・」
    ☆お父様、最高です。

  • 東野圭吾のエッセイはどれも面白い。
    最後と言わず、そろそろ次のエッセイ書いて欲しい。

  • こういうのを読みたかった。
    まだエッセイは4冊あるらしいので、そちらも読んでみたい

  • うーむ、最後なんだろうなぁ。

    エッセイおもしろいのに。

  • 自伝のような感じですね。
    東野圭吾は好きだが、自伝は好きではないな。
    小説の裏側をしれていいのかもしれないが、作品をそのまま楽しみたいので、私は特に読まなくてよかったなぁーっと思う。
    東野圭吾さんが好きなら、読んで得するかも。

  • さらりと読める。作家になった経緯と作家として今までのことが中心。タイトルにあるとおり、最後のエッセイ集になるらしい。本職のミステリー作品に専念するというのがその理由。東野圭吾のエッセイ結構好きだから少し残念。ミステリーのほうは読まないんだけれどね。

  • エッセーです。
    東野圭吾は最初からヒット本を作り出してる!って勝手に思ってました。
    面白い!って思った本も最初から売れず、受賞せず・・・
    びっくりです。
    東野圭吾の本に対する思いも判って良かったです。

  • 意外とお年を召した方だったのね。
    完全に私の思い込みでしたのねww

  • 昔からの東野作品の読者ですが、エッセイは初めて読みました。
    とても楽しい方で意外でした。もっと内側に向かっていく感じの方と想像していたので。
    ざっくばらんに見える中に理系らしい緻密があり、とても楽しい作品です。
    「たぶん最後」と言わず、もっともっと書いてほしいです。

  • 東野圭吾が自らの作品、半生などを語ったエッセイ。
    作品名となっているたぶん最後の御挨拶というのは著者本人がエッセイが苦手で今後エッセイを刊行する事はないだろうということからつけられているようだが、著者の物事の捉え方は面白く楽しんで読めた。
    個人的には「極意」というエッセイが気に入った。

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著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

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