ももんがあ からっ風作戦

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163710006

感想・レビュー・書評

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  • 日本に嘆き政治に憤りを繰り返し、まあ彼なりに自国に警鐘を鳴らし続けている。言わんとすることは分かるが、雑多迎合の国民性であり、彼の見聞あってこその非難が庶民には心底理解できん。でもいくらかの疑念は抱いており、それだから彼の本も売れて生業としてやっていけるのでしょ。歯痒かろうが、そうバカバカ言いなさんな。この文章が彼に届くはずもないけれど。ただ、さすがに無駄な自然破壊に対する怒りは真剣に受け止めなきゃいけない。

  • 赤マント20冊目にして自転車本になる。それは椎名誠が、東急ハンズで4万なにがしで自転車を買って、新宿界隈や石神井公園だったか井の頭公園だったかにサイクリングに行ったり、タマサイをママチャリ軍団で走って、ローディーにケッと言ったりしているからだ。いったい椎名さんが買った自転車ってなんだ?ママチャリか、なんちゃってMTBなのか、それともクロスバイクか、謎は深まるばかりだが、いつもながらの手堅い面白さ。回転寿司屋の席があくのを待ちながら読んで、大笑いしてしまった。

  • いつものまったり読める本です。

  • こんだけ、楽しそうな人生 羨ましい。
    読書家なんだよな。頭悪いの全面に押し出しているけど。
    ●72「うるさい日本の私」「醜い日本の私」中島義道

  •  週刊文春 掲載中「風まかせ赤マント」の第20巻なのだ! その事はシーナ自身が あとがき に書いている。だからホントウに20冊目かどうかは返って怪しいのだけれど。  そして、最近気になっていた、なぜ「新宿赤マント」から「風まかせ赤マント」に題名が変わってしまったのか、という事も あとがき に書いてあった。 どういう訳でそうなったかはここでは書かない。どうしても知りたい人はスグに走って行ってこの本を買って読むように! 迷言が出てくる。 アナログとデジタルの違いはバイ菌とウイルスの違いとおなじなのだ。バイ菌は地を這って来るものだけどウイルスは空を飛んで来る、んだそうだ! 本の雑誌社発行の迷作『発作的座談会』で、たぶんサーノ画伯が言ったのだと思う。しかし技術系の知識ほとんど無しのシーナ達の奇想天外な発想にはいつも驚かされる。ヤハリ迷言なのだ! この本には大変良い所が有る。それは週刊文春に掲載された時と同じイラストがもれなく載ってると言う事。もちろん作者はサーノです。 この本、このイラスト見てるだけでも楽しいよ。

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著者プロフィール

1944年生まれ。作家。1988年「犬の系譜」で吉川英治文学新人賞、1990年「アド・バード」で日本SF大賞を受賞。著書に「ごんごんと風にころがる雲をみた。」「新宿遊牧民」「屋上の黄色いテント」「わしらは怪しい雑魚釣り隊」シリーズ、「そらをみてますないてます」「国境越え」など多数。また写真集に「ONCE UPON A TIME」、映画監督作品に「白い馬」などがある。

「2012年 『水の上で火が踊る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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