選択日記 The Choice Diary

  • 文藝春秋
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本棚登録 : 254
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (79ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163756004

作品紹介・あらすじ

人間の選択をゆがませる9つのバイアス、認知のバイアスにとらわれずに選択できる7つの戦術がわかる。結婚、就職、投資、人生上の重大な決断から日々の決断まで書き込み式であなたの選択する力がついてくる。20年以上の研究からわかった「選択」の秘密、28の言葉。アメリカの経営者が使っている「選択評価プログラム」を巻末に掲載。研究の成果をわかりやすく28のコラムにダイジェスト。

感想・レビュー・書評

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  • 本という部分と自分の決断したときの日記になるので、評価がつけにくいです。
    しかし、自分の人生をどのように考えていくのかのサポートとなる日記になりそうです。長い付き合いになる本かも。

  • ワークシート形式で自分の選択をマインドフルに捉える。
    人格は選択の繰り返しの結果。
    無数の選択を重ねていることに改めて驚く。
    見開きの左側は「選択」に関する研究の概要(といっても現実へのつながりを示す)はちょっとした授業やトークのネタになる。

  •  「選択」に特化した行動経済学。シンプルにまとめられている。
     より深い内容は同著者の『選択の科学』で学ぶことができる。

  • 課題図書。

  • 前著の"選択の科学"の実践編との位置づけで、選択に関するコラムと行動記録欄で構成。
    自分の選択―行動を記録し、成功パターンにつなげよう!とのコンセプト。

    (引用)
    ○あなたは、自分の行動の背景にある意図がわかっているから、自分の行動を正当と考える。でも、人は自分の見たものにだけ反応するのだ。

    ○ライパーはベトナム戦争で指揮をした経験があり、戦場で彼は常にメモを取っていることで有名でした。すなわち、記録をし、それを折に触れて見直し、自らの判断を検証していったのです。そうしたことを何度も積み重ねて行くうちに、それらが血肉となり、さまざまな戦況における的確な「選択」が「直感」のようにしてできるようになったのです。

    ○朝起きたらば朝食前に30分ジョギングをする、あるいは英語を勉強する。それを毎日続けていくことで「やろうかな、やめようかな」といちいち考える「選択」の問題ではなく、「習慣」にしてしまう

  • 些細なことでも、日常的に私たちは選択という行為を行っているということを改めて感じた。
    いろいろなバイアスに左右されず、自分にとってベストな選択をするために非常に役立つ内容が書かれている。
    各章に紹介されている具体例はとても興味深い。

  • 「選択の科学(The Art of Choosing シーナ・アイエンガー)」が面白かったので!

    ・原理主義的な宗教を信仰している人のほうが、無宗教の人たちよりもずっと幸福に感じていた。
    ・動物園の動物は食料を与えられていても寿命が短い。近くに天敵の匂いがするのに、逃げれない。
    ・スティーブジョブズの運命としか言いようがない人生。
    ジョブズの養父母に決まっていた裕福な弁護士夫妻が、最後の瞬間に女の子が欲しいと言って断ったので、別の夫婦に引き取られた。その養父は機械工でジョブズに電子工学の手ほどきをし、生涯にわたる興味を植え付けた。
    ・制約のあるところにこそ選択がある。
    (岩に挟まれた手を切った人。)
    ・記憶は不確か。記憶の強度は、始まりと終わりが一番印象に残るなど、順序に左右される。
    ・どう提示されるかによって選択肢の見方が大きく変わる。(死亡率10%or生存率90%)
    ・コカコーラのロベルトゴイズエタはソフトドリンク市場で45%シェアに安住する経営陣に、
    「世界の全人口の水分摂取量に対するコカコーラのシェアは何%か」問いかけた。=>2%

    ・ビルゲイツ「一つのことを一万時間やり続ければその道で一流になれるというが、それだけではない。実際には50時間を費やした後で9割の人が、好きになれない、向いていないといった理由で脱落する。」

  • 筆者による「私たちの選んだものが私たち自身」という説明に納得。
    一方で私が選ばなかったことが私自身でもある。
    例えば、しばらくこの本を積読状態で積極的に読み進めなかった。
    つまり、論理的に考えたり選択するより、一時の感情や周囲の勢いに流されがちな自分がいるのだ。

  • コロンビア白熱教室でのシーナさんの講義が面白かったので、著書も手に取ってみました。よい選択をするには、経験に基づく直感が必要です。これは、その経験を積むべき分野がどこか見極め、選択行為をブラッシュアップするためのワークブックのようなものです。自分が下した選択を挙げ、それぞれについて、選択したときにプロセス・用いた情報を書き留めます。その結果が出たときに、結果と自己評価を書きます。その上で時間がたったあとに、結果について再評価し、成否の鍵を書きます。そのあとのプロセスがみそです。重要かつ、ベストな選択をして満足感の大きいものが経験に基づく直感を養うべき分野だということです。やってみないとわかりませんが、自分の指針を得るよい機会になりうるワークだと思います。

  • 自分の下した「選択」をフォーマットに従って記入していく体裁を成しています。28日分ありますが、毎日やる必要はなく、自分が大事な「選択」をしたと判断した際に書けばいいようです。かくいう私は今のところ5つの「選択」をしています。
    全て記入した後にもそれを検証するワークが残っていてこれが楽しみでなりません。自分の選択(意思決定)の傾向を分析でき、その判断の感覚を磨いていくことができる気がするからです。
    著者のコラム(「選択」についての研究事例を挙げつつ)が28編収載されています。どれも興味深い。
    日記をつける習慣のある人、「選択」や意思決定について興味のある人、自由を望む人、そういう方には特に楽しめるのではないでしょうか?

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