鍵のない夢を見る

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163813509

感想・レビュー・書評

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  • 現実に、自分の周りにいそうなちょっと嫌な感じの女達が主人公の短編小説。
    1番嫌いな女は、ラストの主人公や。笑
    必死過ぎて周りが見えなさすぎ。



    ・仁志野町の泥棒 ★★★★
    モヤモヤな結末やな〜嫌いじゃないけど!
    ミチルのお母さんや、クラスメイトやその親たちは律子と律子の母を切り離して考えてて立派やなと思った。
    にも関わらず、律子も万引き未遂して非常に残念。
    ミチルが不憫でならない。


    ・石蕗南地区の放火 ★★★
    女の嫌な恋愛の部分というか、そーゆーのを感じさせられた話だった。
    モテなそうな男をバカにする態度とか自分に対する女の評価とか、まるで友達の恋愛話を聞いてるみたいだった笑


    ・美弥谷団地の逃亡者 ★★★
    ダメ男から抜け出せない主人公の話。
    主人公もそうやし、その友達も変な男を選びすぎ。
    けど、現実でも実際自分の周りのにもいるしリアルね。


    ・芦葉大学の夢と殺人 ★★★
    これもダメ男から抜け出せない主人公の話。


    ・君本家の誘拐 ★★★
    これまた、主人公が必死すぎてうざいというか周り見えなさ過ぎで余裕がない感じ。
    でもこーゆー人いるよな!と思う。
    たまーに会うくらいなら許容範囲やけど、子育てが落ち着くまではなかなか会いたくないタイプ。

  • 日々の生活の中で、ふと同じような本の内容と感情に駆られることがある。日常生活での心の大きな動き、抑え切れない感情を忠実に表現されている

  • ちょっとこわかった
    元気になる話が好きだから、こういう感情は知りたくないかもしれない。

  • 直木賞受賞作品。短編5編。彼氏が欲しい、子供が欲しい等と願いながら転落していく人達の心の闇を突いてくる。記録してなかったが一度読んだ気が…。

  • どのお話もやもやが残る展開でしたが人間らしさがリアルに描かれていて読みやすかったです。

  • ちょいと暗〜ぃ

  • どの話も後味の悪い内容で暗い気持ちでいたら、最後の話でものすごく共感しました。
    育児の疲れからくる幻覚。
    ここまでのことはありませんが、あまりにも睡眠不足で似たような体験していました。
    慢性疲労、腱鞘炎の痛み。
    1日1日は長いというのに、あっという間に過ぎ去る時間。
    辻村さんの実体験なのでしょうか。
    すごくリアルでした。

  • どうしようもないけどこうするしかないという感情がとてもリアルで、読んでて辛くなった
    短編集です。

  • うーん。
    作品紹介を読むと、なるほど、確かに鋭いなと思ったが、
    なんとも後味の悪い一冊だった。
    「芹葉大学の夢と殺人」に登場する羽根木雄大が、
    『凍りのくじら』で登場する若尾大紀と重なって仕方なかった。。

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著者プロフィール

1980年山梨県生まれ。2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。11年『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞、12年『鍵のない夢を見る』で第147回直木三十五賞、18年『かがみの孤城』で第15回本屋大賞を受賞。『ふちなしのかがみ』『きのうの影ふみ』『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』『本日は大安なり』『オーダーメイド殺人クラブ』『噛みあわない会話と、ある過去について』『傲慢と善良』『琥珀の夏』『闇祓』『レジェンドアニメ!』など著書多数。

「2023年 『この夏の星を見る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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