烏に単は似合わない 八咫烏シリーズ 1

著者 :
  • 文藝春秋
3.59
  • (83)
  • (212)
  • (205)
  • (41)
  • (7)
本棚登録 : 1270
感想 : 276
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (356ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163816104

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 冒頭から完全に、これはあせびと若宮が初恋を実らせるピュアなやつだ、と思い込んでしまいましたよ!!!まさかの展開にひえぇぇ...と。
    どんでん返しがある物語を、そうとは知らず読んだときのやられた感は良い。

  • 思ったより悪くない

  • キラキラしたファンタジーの話かと思いきや、突然のミステリー要素でとにかく先が気になる物語だった。
    登場人物の生い立ちとか、キャラクターにとても惹かれた。続きも気になるので早めに読むぞ!

  • 大奥的な女のドロドロの話かと思いきや、どんでん返し有りのミステリー要素もあり。
    途中でジャンルが変わったかと思った。

  • 若宮の行動の理由の説明がなさすぎると思った方は次巻へどうぞ

  • 私は単純なので、しょっぱなからまんまと作者に騙された。女は怖い! ファンタジー版大奥物語といった感じ。若宮の妃候補4人の姫様たちの、親族を背負った戦いが、お家騒動・身分違いの恋・ほのかな友情などを交えながら描かれる様は、ファンタジー版「大奥」の様相。登場人物が人間ではなく【八咫烏】でも、女の闘いはどこでも辛辣。シリーズものらしいので、小憎らしい若宮の成長が読めるなら、次も手に取ってみようかな。

  • 八咫烏が支配する世界を舞台にしたミステリー。若宮の后候補は春殿のあせび、夏殿の浜木綿、秋殿の真赭の薄、冬殿の白珠。陰謀や恋心を胸に美貌と才気を競い合う。

    豊かな言葉から紡ぎ出される情景は、読み手の五感を刺激する。4人の姫はそれぞれ強烈な個性と魅力と闇を持ち、季節の移ろいとともに舞台と出来事が無駄なく繋がってゆく様は、綿密に織られた織物のようである。読み応えのあるミステリー&ファンタジー&ラブストーリー。

  • シリーズ一冊目を再読。結末を知った上で読むのも面白い。
    2020/12/09

  •  人気あるなと思ってたけど読んでなかった。おもしろかった…。

     若宮に選ばれるためのラブコメ…と思ったら。
    結果(というか舞台装置)的に「女同士のドロドロ」みたいな感じに見えるのがあれだけど、伏線の貼り方とミスリードがうまくて読み応えある。

     作者独自の「烏」の世界を利用した和ファンタジーの世界観とトリック、紙雛、宮烏と山烏の知識、手紙、「烏太夫」の使い方、人によって見える世界の違い。読後に大半のセリフの意味が変わる。読めない東家の父親の心情が一番知りたい…。

  • 前半は漫画で読んで、続きが気になったので後半は小説で読了。
    少女漫画っぽい恋愛系と思って読み始めたら、ちょっとイメージと違ったので違和感があったけど、ベタな恋愛話より良かった。

    東家のあせびは最後まで読むとほんとにこういう子よくいるよなぁ〜と、若宮に共感してしまった。笑

    八咫烏の設定とかこの本ではいまいち活きてるのかわからなかったけど、シリーズものだし、最後には一巻からの伏線が解かれるらしいから、時間があるときに最後まで読んでみたい。

全276件中 51 - 60件を表示

著者プロフィール

1991年群馬県生まれ。2012年早稲田大学文化構想学部在学中、史上最年少の20歳で松本清張賞受賞。デビュー作から続く「八咫烏シリーズ」は、松崎夏未氏による漫画化、中台翻訳など進行中。19年『発現』(NHK出版)刊行。

「2023年 『烏は主を選ばない(4)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

阿部智里の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×