風のベーコンサンド 高原カフェ日誌

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 144
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  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163901831

感想・レビュー・書評

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  • 柴田よしきといえば「聖なる黒夜」の衝撃が強過ぎて、そのイメージ一色だったので、この作品を見つけた時には驚いた。
    ベーコンサンド!
    高原カフェ!!
    柴田よしきが!!!
    釣られて読んだわけなのだけど、面白かった。
    飲食店や宿などを舞台にした小説を読む時に、割とよく私が気になってしまうのが、これで採算がとれるのか?ということだったりする。
    それを言い出すのは野暮だとわかっているが、あまりにこれではとても経営していけないだろうという書き方だと、気持ちが離れてしまう。
    その点、さすがシビアな柴田よしき、かなりきっちり書いてあるので最後までいい距離で読めたのが嬉しかった。
    確か複数誌での掲載ということだったので仕方ないとは思うが話がかなり飛んでいたことと、ちょっと経営以外のところで出来過ぎなことが多く感じたのがやや残念。

  • 高原でカフェをひらいた主人公の日常を描いた短編集。ベーコンサンドにまつわる話がびっくりする結末でした。久しく高原に行っていないので、そこにいることを想像するだけで楽しく読めました。実際にカフェを経営するのは大変なことだろうけれど。

  • タイトル含め、出てくる料理がどれも美味しそうで…料理人は色々考えてて尊敬しますよ。田舎と都会と理想と現実、みたいな感じで全体的に甘めな話しかもしれないけど、爽快な一冊でした。

  • 201602

  • お腹がすく。
    こんな風に自然とともに、生きていく生活もいいな、とは思うけど、大変なんだろうな。
    その日の農作物の実り具合を見て、その日の献立を決めるなんてとっても豊かな生活。

  • 【101/10000】
    風のベーコンサンド
    柴田よしき

    文藝春秋 2014.12

    百合が原高原でカフェSon de ventソン・デュ・ヴァン を営む 奈穗の約1年間の物語。
    お料理、食材がとても美味しそうだ。
    奈穗の周りの人々もほぼいい人が揃っている。
    予定調和で物語が進むように思った。
    さらっと読むにはいいと思う。

  • ペンションブームも去った高原のカフェ。
    地元の食材を活かし、工夫しながら運営する過程は、楽しい。
    背伸びせず、身の丈に合ったやり方に、自然の恵みを活かしたメニューがおいしそう。
    舞台は爽やかだが、人間は意外とドロドロ。
    いろいろなものを抱えながら、それでも人は生きていく。
    助け合いながら成長していく物語。

  • 夫の言葉や態度に精神的に耐えられなくなり、高原でカフェを始めた奈穂。そのランチがとっても美味しそう!ひよこ豆のカレーや根菜のシチュー、ベーコンサンド。使っている食材は、あおぞらベーカリーの天然酵母のパンに、ひよこ牧場のバターやソーセージ。高原の野菜に野生のキノコ。本当に美味しそうで、読むだけでお腹がすいてきます。

  • ごはんがとてもおいしそうで、行ってみたくなる。

  • アンソロジーで読んだことはあったけれど、ちゃんと読むのははじめての柴田よしき。タイトルとおいしそうな絵にひかれて。おいしそうなごはんがたくさんでてくる。

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著者プロフィール

 小説家、推理作家。
『RIKO-女神の永遠』で第15回横溝正史賞。
 猫探偵正太郎シリーズ、花咲慎一郎シリーズ など。

「2021年 『猫日記 Cat Diary』 で使われていた紹介文から引用しています。」

柴田よしきの作品

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