朝が来る

著者 :
  • 文藝春秋
3.90
  • (437)
  • (860)
  • (492)
  • (57)
  • (5)
本棚登録 : 5075
感想 : 781
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (346ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163902739

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • うあっぱよかったぁあああ。
    もう読み終えて涙が止まらなかっぁああ。
    生みの母と育ての父母、どちらの側面からも
    怒涛の勢いで抑えきれないほどの衝撃波を受けてしまいました。
    もう他人事のように読んでられませんでした。
    中学生で出産してからの6年間無茶大変だった。
    あっダメだ、もう少し冷静になってからじゃないとレビュー書けない気がする。
    とりあえず1stインパクトでしたっっw
    深月さん、本当に丁寧に感情を拾いあげて書いてるので、朝斗の事を信じて疑わない両親に深い絆を感じてたのですが、まさかの養子とかそれでも実の子と変わらないそれ以上かもしれない愛情を持って育てていた事に感動。ひかりちゃんもドン底からゲスに落ちる事なく生みの親としての誇りをもって朝斗を見ることができたようで嬉しくなりました。それを促した栗原夫妻の「あなたは誰なんですか?」とゆう冷静な問いかけに実に深い意味が含まれていて心打たれました。
    それにしても、栗原夫妻は夫婦とも人格者であることにただただ感動。傘が足元に転げ落ちるところでもう号泣でした。

    • かなさん
      しじみさん、おはようございます!
      良い読書、できましたねっ(^^)
      私もこの作品読んでいるけれど、
      いい作品でしたよねぇ…私も泣きまし...
      しじみさん、おはようございます!
      良い読書、できましたねっ(^^)
      私もこの作品読んでいるけれど、
      いい作品でしたよねぇ…私も泣きましたもん…。
      ラストに感動しました!
      2023/12/01
    • つくねさん
      かなさーーーん、まだまだ余韻が続いてます♪

      これは絶対お勧めですよね。
      育ての親と生みの親、本当なら会うことNGなのに
      子を得るま...
      かなさーーーん、まだまだ余韻が続いてます♪

      これは絶対お勧めですよね。
      育ての親と生みの親、本当なら会うことNGなのに
      子を得るまでの夫婦と失ったひかりの人生を描き分けてW共感でした。
      特別養子縁組の制度は子のためにあるってところも重要ですね。
      特にラストは超絶震えました!
      2023/12/01
  • 読んでいてずっと、あー辛いな!と
    思いながらも、ページを捲る手が止まらなくなりました。

    子供に恵まれずに長い不妊治療を経て
    特別養子縁組で養子をもらった栗原夫妻。
    中学生で妊娠し、やむを得ず赤ちゃんを栗原夫妻に託した幼い実母のひかり。
    それぞれの葛藤と人生を描いている作品でした。

    登場人物の心情を丁寧に描いているので…
    胸に迫ってきて、たまらない気持ちになりました。

    ひかりは
    教育者である親から、親としての気持ちばかり押し付けられて封じ込められる窮屈さに
    息苦しく感じていたように思う…。
    家族内での居心地の悪さに加え
    思春期の背伸びしたいような気持ちや
    未熟な思考の描写などが…
    リアルに感じられ
    引き込まれました。

    ひかりは決して悪い子ではないと思うし
    だからこそ自分勝手な思い込みや
    幼く無知で、危険な行動の数々をしてしまうところに…
    私は、ハラハラしたり
    かわいそうに思えたりしました。


    そして、ひかりは親からの愛が足りなかったのかな…とも…。

    やっぱり子供にとって親の愛は必要不可欠。
    すべての子供にとって、心から安心できる場がなくてはならない。
    それは血の繋がりは関係ない。
    心身共に穏やかに過ごせて
    自分の心の内を話せたり
    親には頼ったりできて
    いつでも自分は受け止めてもらえる存在なのだと
    信じられるように…。

    親は、血の繋がりがあるという事に甘えないで
    自分の子供にちゃんと向き合わないといけないし
    子供の気持ちも考えないと
    こんなに娘の人生が悲惨なことになってしまう…。

    ひかりが、かわいそうに思えて仕方なかったな…。 
    ひかりの両親は、なんでひかりを探そうとしなかったのだろう…⁉
    家出したひかりを心配していて探していて…
    自分の娘を、最後は助けてほしかったなぁ…!

    でも、ラスト。
    生みの母であるひかりへの感謝を忘れない
    子供を引き取った育ての母である佐都子の
    圧倒的な優しさに救われたようで…
    それはとても良かった…!
    いろいろ考えさせられる作品でした。





    • チーニャ、ピーナッツが好きさん
      辻村深月さんがこの作品を書くにあたって、色々と調べたりして書いたのだと思いますが、この作品に近いようなことが現実にもあるから書いたのだと感じ...
      辻村深月さんがこの作品を書くにあたって、色々と調べたりして書いたのだと思いますが、この作品に近いようなことが現実にもあるから書いたのだと感じましたね。
      特別養子縁組制度も少ないながらもありますね。中高生の妊娠だって、増えていたりするのではないでしょうか…。
      読者にこの作品を通じて色々と考えてもらいたくて辻村深月さんは書いたのだと思いました。
      映画もされてますね。小説より映像がキレイで、内容もアッサリしていて、でもちゃんと伝わるようになってると思います。
      (観たことあります)
      親が自分の子供たちに小説読ませるのは大変でも映画なら観てくれるかもしれないな…などといろいろ思ったりしました…^^;
      2024/02/18
    • かなさん
      チーニャさん、しじみさん、こんばんは(*^^*)
      チーニャさんも、しじみさんも
      熱いレビューとコメントにびっくり!!
      この作品読んでも...
      チーニャさん、しじみさん、こんばんは(*^^*)
      チーニャさんも、しじみさんも
      熱いレビューとコメントにびっくり!!
      この作品読んでもらえて、そして共感してもらえて
      すっごく嬉しいです♪
      ホント、いろんなことを考えさせられる作品でした。
      読んでいて、きつくなったこともあったけれど、
      でも、ラストがすごくよくって…もう涙が止まらかったんです。
      読めてよかった作品だったと思ってます(*^^)v
      2024/02/18
    • チーニャ、ピーナッツが好きさん
      かなさ〜ん、こんにちは(*^^*)

      そうですよね、私も読めて良かったです。かなさんのレビューでもずっと気になってましたよ!
      出産を巡る女性...
      かなさ〜ん、こんにちは(*^^*)

      そうですよね、私も読めて良かったです。かなさんのレビューでもずっと気になってましたよ!
      出産を巡る女性の実情が描かれていて、感じましたし考えさせられましたよね…。
      ホント、ラストがよかったですねぇ…・゚・(ノД`)・゚・。

      朝斗・佐都子・そしてひかりに
      幸多からんこと願うばかりです!
      2024/02/18
  • 意図せぬ妊娠でここまで人生が変わってしまうのか、こんなに辛いのに回りは手をさしのべてくれないのか、と世間の闇を垣間見た感じ。

    やっぱり辻村さんの文はとても綺麗で分かりやすい。とても読みやすかった。

  • この作品のテーマは、特別養子縁組…辛い不妊治療の末に特別養子縁組の制度を知り得た清和・佐都子夫婦と、中学生で臨まない妊娠をしたが愛情もって出産し我が子をこの夫婦に託したひかりの視点から描かれる。ひかりの出産した男の子は「朝斗」と名付けられ、素直で聡明に育つ…。あれから6年、ひかりから清和・佐都子夫婦のもとに「子供を帰してほしい、もしできないならお金がほしい」との連絡が入る…。
    すっごくラストがよかったです!感動しました。2人のお母さんの存在は「朝斗」にとって、何物にも代えがたい素敵な財産になると感じました。ひかりにとっても、清和・佐都子夫婦にとっても「朝斗」は、名前の通り素敵な朝を迎えさせてくれる存在になることことに疑いの余地はないでしょう。

  • 最初は、幼稚園のママ友話かと…。
    でも、全然違ってました。

    望んでも子供を授かれない佐都子夫婦が、不妊治療の末、
    最後にすがりついた「特別養子縁組」の道。
    どれほどの決意と覚悟が必要だったか…。

    そして、周囲に養子であることを隠すことなく育てている。
    その選択に衝撃を受けるとともに、もしも自分だったら…と考えました。
    「この子が周りにどう思われるかということも含めて彼の人生」という別の夫婦と同じ選択をすると思う。
    いや、もしかしたら、本人にも話せないかもしれないなぁと…。

    引き渡す場面と、手離す子に宛てた手紙は、目頭があつくなりました。
    だから、突然現れた女性がその時の母親だとは最後まで信じられなかったし、信じたくなかった。

    親への反抗心ばかりで、深い考えもなく妊娠してしまった幼いひかり。
    愚かで未熟なまま、とうとう罪を犯してしまう。
    そこまで落ちてしまったひかりの人生はこの後どうなるのか。
    「私が広島のお母ちゃんだよ」と胸を張って朝斗に言えるように、
    今度こそ自分のしたことへの責任をとって、生き直して欲しい。

    血のつながりとか、家族のあり方とか、そしてなにより「普通」って何だろう…って考えながら読みました。

    • koshoujiさん
      杜のうさこ様。

      日本代表が南アフリカに勝ちました───。

      大学に入学し、国立で初めて見てから、ラグビーを好きになり、
      母校の応...
      杜のうさこ様。

      日本代表が南アフリカに勝ちました───。

      大学に入学し、国立で初めて見てから、ラグビーを好きになり、
      母校の応援もしましたが、それ以上にラグビーという
      スポーツの虜になりました。
      1月2日は、20歳の時から、毎年国立競技場にいました。
      暮れに帰省して、元日の夜に東京に戻りました。
      大学選手権の準決勝を見るために。
      ラグビーのHPを18年前に作り始めました。
      日本中の人たちにラグビーの素晴らしさを伝えたいと。
      仕事でもないのに、一生懸命頑張りました。
      多くの人たちが見に来てくれました。
      多くの人たちから励ましのメールを貰いました。
      ラグビー協会の広報委員長とも友達になりました。
      ラグビー日本代表の人とも友達になりました。
      そして、今日、夢が叶いました。
      素晴らしい試合でした。

      私の感動は、急遽開設した下記のブログに綴られています。
      http://blogs.yahoo.co.jp/rugby_okame_hatimoku
      是非、ご覧いただければありがたいです。<(_ _)>
      もう4時半になりました。もうすぐ朝ですが、今から寝ます。
      それではまた。<(_ _)>
      2015/09/20
    • koshoujiさん
      なんと!!!

      中学校の同期会に参加できることになりました!!!

      中学の同期会掲示板に書き込みがあったのです。
      今週の26日土曜...
      なんと!!!

      中学校の同期会に参加できることになりました!!!

      中学の同期会掲示板に書き込みがあったのです。
      今週の26日土曜日、担任だった畠山先生
      (ひょっとして、うさこさんもご存知では?)
      を囲んでのクラス会を開催するとのこと。
      しかも、12~13人集まるらしいです。
      それに、是非参加してください、って。

      夢のようです。信じられません。
      先日の歓喜の南アフリカ戦勝利と言い、
      中学同期生からの連絡と言い、
      うれしいことが立て続けに起こり、
      何と言っていいか、言葉が見つかりません。
      人間、努力と継続がいかに大事か、
      をあらためて実感しているところです。
      諦めなくて、本当に良かった───。

      恐らく河北を読んで、気が付いたのだと思います。
      杜のうさこさんのおかげです。
      感謝、感激、雨、嵐(笑)。
      ありがとうございました。<(_ _)>

      すみません、本当に。
      本とは全然関係ないコメントばかりになっちゃって。お許しを。<(_ _)>

      追伸:でも私にもようやく「朝が来た」のかもしれません。お粗末<(_ _)>
      2015/09/22
    • koshoujiさん
      業務連絡です(笑)。
      と、すぐに書き込みしようと思いましたが、このコメ欄から、全てが始まったのですね。
      読み直し、あらためて感動してしま...
      業務連絡です(笑)。
      と、すぐに書き込みしようと思いましたが、このコメ欄から、全てが始まったのですね。
      読み直し、あらためて感動してしまいました。
      さて、この本に関する業務連絡です。
      もうご存知かもしれませんが。
      ※6月4日スタートの東海テレビ・フジテレビ系ドラマ『朝が来る』(毎週土曜23:40~24:35、全8回)。
      ということで、この作品、フジテレビ系列でドラマ化されるようです。
      主演は安田成美さんで、10数年ぶりの主演とのこと。楽しみに待ちたいと思います。
      追伸:ようやく「花は咲く」アニメスターバージョン完全版を録画できました。
      2016/05/09
  • 「本の雑誌」を読んでいたら、「本の雑誌が選ぶ2015年のベスト10」発表という座談会の冒頭で、この「朝が来る」が真っ先に推薦された。
    (最終的には第三位になったけれど)
    そういえば───この本のレビューを書いていないことに気付いた。

    「スロウハイツの神様」や「名前探しの放課後」を読み終えた後、あまりの感動に号泣し、何度も何度も最終章あたりを読み返し、それ以来、ファンになった若き天才作家“辻村深月”。
    しかも、女性の奥底のドロドロとした心情を描く“黒辻村”作品ではなく、いつも最後に涙が頬を伝わり落ちる“白辻村”の作品だったというのに。

    何故に書かなかったかな? 
    この本を読んだ頃は、出張ばかりで、仕事がやたらと忙しく、お決まりの「冒頭部分の引用」さえもできなかったからだ。

    と、ここまで書いて、とりあえず「朝が来る」とタイトルを付けてワードで保存しようとしたら“同じ名前の文章がすでにあります”という“アラート”が出た。

    うん? 書いたのか? ブクログに載せていないだけだったのか? 
    と思いながらファイルを開くと、ほんのさわり部分だけ書いて、途中でレビューは終わっていた。

    ───読了後、涙が止まらなかった。
    いつの間にか、“ひかり”に感情移入していた。
    ラストで救われた。
    先も気になるけれど、それまでの展開から想像しそうになった悲しい終わり方でなくてよかった。

    ひかりは、可哀想な子だと思う。───

    これだけだ。
    でも、今あらためて、このレビューの書き出しを読むと、この短い文だけでも、この作品の素晴らしさを鮮明に思い出すことが出来る。

    ───子供に恵まれず「特別養子縁組」という手段を選んだ母親。
    ───子供を産みながら、手放さなければならなかった中学生の母親。

    その狭間で、純粋無垢に育った可愛らしい男の子。

    手元に実際の本がないので、それぞれの固有名詞は忘れてしまったが、あわやという場面で、“ひかり”が救われたシーンが脳裏に蘇って来た。
    たしか「みーつけた」というような台詞があったように思う。
    このシーンを読んで、涙があふれ止まらなくなったのを覚えている。

    「闇が深ければ深いほど、最後は明るい光が射し込んでくる。これからも気取ることなくハッピーエンドを提示していきたい」
    作者である辻村深月は、2009年7月に発行された文芸誌「野生時代」のインタビューで、そう語っていたはずだ。

    それが何故か直木賞を意識し始めた辺りから、作風が変わった。
    女性の嫌な内面を炙りだすような作品を世に出し始めた。
    彼女にどういう心境の変化があったのか、ぼくには分からない。

    彼女はその路線の作品「鍵のない夢を見る」で直木賞を受賞した。
    文学的観点から見れば、その作品のほうが完成度は高いのかもしれない。
    でも、それまで彼女を支えてきた、或いは彼女のデビュー時からのファンだった読者は裏切られた気持ちになったのではなかろうか。
    ぼくたち、わたしたちが読みたいのはこんな「辻村深月」ではない、と。
    「ベタでも、ハッピーエンドを提示する作品を書いていきたい」
    と言っていた彼女は何処に行ったのだと。

    彼女自身もそれを薄々自覚していたようで、その後「白辻村」「黒辻村」と分類分けされるようになった作品群を発表するとき、「白辻村」路線の作品を書いた時には、“昔からわたしを支えて来てくれたファンの方のために書きました”という発言もあった。

    小説というものの存在意義は何処にあるのだろう。
    あまりに難しすぎて、とてもいい加減なことは書けないけれど、ごくごく個人的な希望だけを言えば、ぼくは面白い小説が読みたい。

    面白いという言い方には語弊があるかもしれないけれど、読み終えて、心が豊かになる。カタルシスを覚える。感動の涙でむせび泣く。
    この本に出逢えて良かった。まだまだ人間も捨てたものじゃない。
    そんな気持ちを抱かせてくれる小説を読みたいと思っている。

    辻村さんの初期の作品群で抱いたぼくの感想はそういうものばかりだった。
    そして、そのような感動を覚える小説家の作品には、なかなか巡り合えない。

    だから辻村さん。
    今後もできるだけ多くの「白辻村」路線の作品を世に送り出して欲しいと願っているのです。
    そんな小説を読み終えたとき、頑張ろう、頑張って生きていこう。
    そう思えるような、優しい光が射し込んで来る気がするのです。
    これからもよろしくお願いします。<(_ _)>

    • 杜のうさこさん
      koshoujiさん、こんばんは~♪

      あけましておめでとうございます!

      待ってましたよ~!!!
      なんと4か月ぶりとは!

      ...
      koshoujiさん、こんばんは~♪

      あけましておめでとうございます!

      待ってましたよ~!!!
      なんと4か月ぶりとは!

      私も辻村深月さん、好きな作家さんなんですが、
      このレビューを拝見して、好きなんて言えるほど読み込んでないなぁって思いました。

      どちらかといえば遅読なので、
      読みたい本がありすぎて追われてしまうのも原因の一つなんですが。

      今年はもっと一冊々をじっくり読みたいです。

      素敵なレビュー、バンバン書いてくださいね♪
      期待度Maxです!

      今年もどうぞよろしくお願いします(*^-^*)
      2016/01/06
    • 杜のうさこさん
      koshoujiさん、こんばんは~♪

      業務連絡(笑)、了解しました~!
      いつもうれしい情報ありがとうございます!
      全然知りませんで...
      koshoujiさん、こんばんは~♪

      業務連絡(笑)、了解しました~!
      いつもうれしい情報ありがとうございます!
      全然知りませんでした。
      どうもその手の情報に疎くて。
      安田成美さん、美しい演技派の方で良かったです♪
      楽しみですね!
      好きな作品が映像化されるのは、大歓迎なんですが、
      キャストが残念だと、がっくりしますからね。

      そして、
      >「このカードは認識できません」と機械は宣うのである。もう一度入れ直したが、同じことを言いやがる(交換機が)。

      この瞬間、またしても??と、わくわく(笑)

      >「ふざけるな!! グルルルル!!」と狼のように吠えたかったが、

      「吠えて下さい~~!」(笑)

      最近どうも、センパイのアクシデントに期待してしまう悪い癖がつきました(笑)
      完璧な人の”やらかし”が楽しみな、ギャップ萌えの悪魔です!(笑)
      2016/05/09
    • 杜のうさこさん
      キャー、センパイ!
      いいね!ありがとうございます!

      「あんこ好き仲間増殖計画」にご協力くださったんですね(笑)
      ためしに、センパイ...
      キャー、センパイ!
      いいね!ありがとうございます!

      「あんこ好き仲間増殖計画」にご協力くださったんですね(笑)
      ためしに、センパイもビールのおともに、
      あま~いあんこいかがですか?^^
      2016/05/09
  • 「命は大切」そんな生易しい話ではない。

    不妊治療の末に実子を諦め、特別養子縁組で子どもを持つことを決めた佐都子夫婦。幸せな生活に無言電話が掛かり始め…。

    読んでる途中、何度も胸が締めつけられ涙する。いろんなことを考えた。血脈とは、親になるとは、子を育てるとは。少子化や若者の貧困問題へもつながる話でもあると感じた。

    「母になるとは、強くなること」これは間違いないでしょう!

    辻村深月作品は目の前にその人が現れるようなリアリティがあるのだ、推したい!

  • 望んでも子供に恵まれなかった夫婦と望んでいなかった子供を授かってしまった少女。
    どっちの気持ちも感情移入をしてしまい、とても辛かった。
    一回歯車が違ってくると、こんなにも悪い方悪い方に行ってしまう事の恐ろしさ。
    年齢と思いと親の感情と全てがバラバラで切なくて。最後に救われた。
    朝斗の両親がヒカリの両親でもあったんだろうな。

  • 久しぶりに、ページをめくる手が止まらず、もっと物語に浸ってたいと思うような本に出会えた気がする。
    お腹に赤ちゃんがいる今、だからこそ、この本に出てくる全ての登場人物に、感情移入してしまった。
    なぜ?という疑問に答えてくれるように、登場人物それぞれの物語を知ることができる話の構成も良かった。

    本当に、子どもを持つこと、そしてその子を愛し育てること自体、当たり前のことではないんだと気付かされた。
    自分だって、この先、どうなるか分からないけれど…。

    自分を理解してほしい、新しい場所で一生懸命頑張りたい、ひかり。でも、うまくいかない。
    世間知らずで、見ていて歯痒い。
    夫婦との話、どれだけ居づらい気持ちで聞いていたのだろうかと思っていたけれど、
    彼女にとって、かつての自分を肯定する話だったのだなというのが、最後、なんだかとてもしっくりした。
    幸せになってほしい。

    • かなさん
      kikiyukaさん、こんにちは!
      この度はこちらへのフォローを
      ありがとうございます(^-^)
      こちらからもフォローさせて頂きます。...
      kikiyukaさん、こんにちは!
      この度はこちらへのフォローを
      ありがとうございます(^-^)
      こちらからもフォローさせて頂きます。
      これからどうぞよろしくお願いします。

      この作品、私も大好きです!
      辻村深月さんの作品に、ハマるきっかけは
      この作品からだったかと思います。
      ラストが印象的で、泣けました。

      kikiyukaさん、妊婦さんなんですね。
      今は暑くって大変でしょうけど
      元気な赤ちゃんと会えるといいですね(#^.^#)
      2023/07/10
    • kikiyukaさん
      かなさん、フォローしていただき、ありがとうございます!
      好きな本が合う気がして、これから読む本選びの参考にしたいと思い、フォローさせてもらい...
      かなさん、フォローしていただき、ありがとうございます!
      好きな本が合う気がして、これから読む本選びの参考にしたいと思い、フォローさせてもらいました。
      辻村深月、久しぶりに読んだら、やっぱいいですね…!他にもいろいろ読んでみようと思います。
      2023/07/11
  • 朝斗くんには、「お母さん」と「広島のおかあちゃん」
    の2人のお母さんがいる。
    それが、オカシイことではなく、「普通」なことが
    私には、たまらなく泣けた。

    特別養子縁組で子供を育てている夫婦に、
    広島のおかあちゃんが子供を引き取りたいと言ってくる話。
    でも栗原家の夫婦は、ちゃんと朝斗を産んだ母を
    敬っていることがスゴいと思ったよ。

    もっともっと、家族の多様性が広がればいいのに
    って思ったなぁ。
    だって、話の中にもあったけど、夫婦だって血の繋がりは
    ないんだから、子供にだって血が繋がってなくても
    いいじゃん!!!!
    実の子じゃなくても良いと思う。
    けど、社会はまだそういう考えを完全に
    受け入れてるわけではない。
    特別養子縁組は、子供のための制度。
    この話を読んで、救われる子が1人でもいたらと
    思います。

    • ほくほくあーちゃんさん
      わぁー、同じ★5ですねー!!
      確かに片倉ひかりのページ数の方が多かったですよねー。
      私も「あっ、ひかりの方が多い」って思いました。
      ただ、特...
      わぁー、同じ★5ですねー!!
      確かに片倉ひかりのページ数の方が多かったですよねー。
      私も「あっ、ひかりの方が多い」って思いました。
      ただ、特別養子縁組の小説ではなく、誰が1人にでも理解してくれる人がいれば救われる…そんな話に感じましたー。
      感情移入し過ぎますよねー。
      最後、泣けてしょうがなかったですもんー。
      2021/08/21
    • shintak5555さん
      ボーン・コレクターの並び順もチェック済みです♪ご報告まで!☺️
      ボーン・コレクターの並び順もチェック済みです♪ご報告まで!☺️
      2021/08/21
    • ほくほくあーちゃんさん
      細かいところまで、ありがとうございますー笑
      気づいてくださり、嬉しいです(*´艸`*)
      細かいところまで、ありがとうございますー笑
      気づいてくださり、嬉しいです(*´艸`*)
      2021/08/21

著者プロフィール

1980年山梨県生まれ。2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。11年『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞、12年『鍵のない夢を見る』で第147回直木三十五賞、18年『かがみの孤城』で第15回本屋大賞を受賞。『ふちなしのかがみ』『きのうの影ふみ』『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』『本日は大安なり』『オーダーメイド殺人クラブ』『噛みあわない会話と、ある過去について』『傲慢と善良』『琥珀の夏』『闇祓』『レジェンドアニメ!』など著書多数。

「2023年 『この夏の星を見る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

辻村深月の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×