空棺の烏 八咫烏シリーズ 4

著者 :
  • 文藝春秋
4.12
  • (155)
  • (204)
  • (86)
  • (8)
  • (0)
本棚登録 : 1199
感想 : 190
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163903026

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • KL 2017.8.20-2017.8.26

  • 雪哉の頭の良さと潔さ。
    ビー玉のような目っていう表現すごい伝わって来た。

  • 雪哉が若君の雪哉になった。
    猿と八咫烏の関係はいかに。

  • いや〜。このシリーズは面白すぎてハマる。第4作目。若宮を守るための養成所、勁草院に入った雪哉が徐々に力を発揮しながら仲間を増やしていくが、途中まさかと思う内容に呆気にとられてしまった。

    どんどん才能を見せていく彼を見ながら、ある意味騙されていた父親はどう思っているのだろう。一度気持ちを聞いてみたい。

  • 第4弾。勁草院という山内衆養成所のようなところが舞台となっていく。
    雪哉ってキャラが小賢しいというか、チートというか、若干苦手なんですが、最後の先生に諭されるところで、ちょっと哀れにも思えてきたかな。
    ともあれ、何か色々動き出した感があるなー、と。

  • 雪哉が勁草院入りした!
    雪哉こんなにチートキャラだっけ?と怪訝に思ってしまうくらいの活躍ぶりだった(笑)
    千早のことがまさか最初から雪哉の掌の上だなんて思わなんだ。
    路近から結の証文を既に貰っていていつでも解放出来たとかまじかよって吃驚したわ。
    そして、公近を見せしめにするのも路近と示し合わせていたとか。
    それを遂行していった雪哉がほんとチートすぎ。
    頭キレッキレ。急成長したのか、はたまた奈月彦に仕えると決めたから元々の力を発揮しただけなのか、どっちなんだろう?笑
    あと、猫かぶりと腹黒さこんなに酷かったかな?と疑問に思うくらいだった。
    それを知っても仲間でいてくれる、茂丸、千早、明留という良い仲間が出来た。
    3人とも若宮の傍で仕えることになったし、これからぐいぐい出てくるんだろうな。
    奈月彦にもどんどん仲間が増えてきてちょっと安心。
    あとは、雪哉にあこがれて勁草院入りした秀才治真。
    第二の雪哉になり得る存在で頼もしい将来の見方。

    治真と言えば、最後の最後で猿に攫われてハラハラしたわ。
    せっかくの第二の雪哉となり得る貴重な存在が失われるのかと。
    無事に救出出来たから良かった。
    それにしても、まさか今回猿との戦いの火蓋が切られて前哨戦があるとは思ってなかった。
    猿にもやはり人を喰わない猿もいたんだな。
    でも、それも今回で全滅しちゃったかな…。
    先代金烏と交流のあったあの猿が猿の長に殺されたのは痛手だった。
    これで金烏の記憶が戻る一番の手掛かりがなくなってしまった。
    今回少しだけ戻ったのが救いか。
    神官が求めている真の金烏の大条件が先代金烏の記憶継承。
    まあ先代金烏の亡骸が猿の世界にあったから戻ってなかったのかな。
    今回猿の世界から亡骸を持って帰って棺に入れたからちょっとずつ記憶が戻ってくるのかな?
    先代金烏に一体何があったんだろう?
    猿側の禁門の前で命尽きてたけど、何があったの?
    色々謎が増えてきた。
    最後にあの猿が言っていた、山神さまがだめになるってなんだろう?
    山神さまはどこにいるんだろう?
    山神さまに仕えていた頃の記憶がある猿はいないのかな?

    次の巻でまた色々分かると良いな。
    そういえば、雪哉今までぼんくらのフリをしてたけど、今回首席で卒業しちゃって大丈夫だったのかな?
    雪正は一体そんな雪哉のことをどう思うんだろう?

  • 八咫烏シリーズ第4弾。面白かった。
    人形と鳥形を持つ、八咫烏。独特な世界に引き込んでくれるのが、魅力のファンタジー。
    さまざまなタイプがそろい、その交流も楽しい。対立した者たちが、頼もしい仲間へと変わっていく。今回は全寮制の学園ものとも言え、少年たちの成長がさわやかな青春物語。

  • 勁草院に入った雪哉。人当たり良さそうな面の裏で、やはりいろいろ画策しているところが雪哉たる所以。でもそれを理解して仲間といえる友ができたことがよかった。権力がある者は使いどころが大事だと明留に言いながら、自分に律しているところに覚悟を感じた。猿についても分からないことだらけで、続きが気になる。

  • 勁草院きたーーーーー!
    めっちゃたのしかったです。千早と明留がとてもかわいい。

    巻がすすむごとに巧くなっている気がする。すごい。
    (しかし誤字やら脱字やらがちょいちょいある。笑)

  • 「八咫烏」シリーズ第4巻。今回も安定の面白さ。今回は雪哉が主人公で大活躍。雪哉の天才ぶりがよくわかります。
    キャラクターも増えて来て、猿の謎も徐々に明らかになり、これからの物語の膨らみにさらに期待も膨らみました。

全190件中 61 - 70件を表示

著者プロフィール

1991年群馬県生まれ。2012年早稲田大学文化構想学部在学中、史上最年少の20歳で松本清張賞受賞。デビュー作から続く「八咫烏シリーズ」は、松崎夏未氏による漫画化、中台翻訳など進行中。19年『発現』(NHK出版)刊行。

「2023年 『烏は主を選ばない(4)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

阿部智里の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
米澤 穂信
辻村 深月
辻村 深月
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×