空棺の烏 八咫烏シリーズ 4

著者 :
  • 文藝春秋
4.12
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感想 : 191
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  • Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163903026

感想・レビュー・書評

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  • 「八咫烏」シリーズ第4巻。今回も安定の面白さ。今回は雪哉が主人公で大活躍。雪哉の天才ぶりがよくわかります。
    キャラクターも増えて来て、猿の謎も徐々に明らかになり、これからの物語の膨らみにさらに期待も膨らみました。

  • 大猿事件のあと、雪哉は国の警護を司る「山内衆」を育成する学校?「勁草院」に入るよう、若宮より言いつかる。
    全寮制の学校には、貴族もいれば、山鳥もいる。ここで雪哉は、かけがえのない仲間を得ます。彼らそれぞれの持つ背景も厳しい。
    策を講じて大勝負に出たり、雪哉の本領発揮。猿の国への大冒険で、大活躍。(もちろんあの人も)思いがけない展開が、怒濤のように押し寄せるのははいつも通り。一つの謎が明かされます。

  • なんか……雪哉がどんどん性格悪くなっていくf^_^;
    ま、ちゃんと優しいところも描いてはあるけど。
    純粋に、自分を慕ってくれる人を警戒するなんて。
    それほど、自分という人間は若宮と繋がっているのだという自覚からか。
    なんやかんやありつつ、やっぱり才覚がある人は人を見る目もある。
    全面的に頼ったり依存はせず、対等でないと納得しない。
    それでいて、自分に足りないところを持つ人を認めて、素直に助けを借りられる。
    自分が、判断を求められる立場にあるときちんと悟っていて、相手の行動に一定の評価を与え、自信を持たせることができる。
    阿部氏は、魅力ある人間とはどういうものかがよくわかっている人だ。
    だから、惹きつけられる人物をいろんな切り口で登場させることができると思う。
    ここまでで、若宮の周りには魅力的な人物がかなり集まってきたんじゃないかな。
    純尾が霞んじゃう~_~;

  • 続きがあるってこと?
    すごく楽しみ(^^)

  • 似た者主従感がありますが、外面がいい分雪哉の方が性格悪く見えますね(誉め言葉)
    若宮は結果への最短ルートを取るために、雪哉は最大限の効果を得るために、という感じでしょうか。
    先代金烏は戻ったものの記憶は戻らず。
    あと、最後の方に出てきた治真は次巻に出てきそうで楽しみ。

  • 烏シリーズ4作目。同じような指摘をしている方もいらっしゃったが、ハリーポッターのような学園ものの趣。訓練の日々、仲間との絆、面白く読めました。

  • 1月31日読了。図書館。

  • 勁草院がホグワーツに、翠寛がスネイプ先生にみえて(守ってるのは雪哉ではなくその他の院生ですが)しかたないです。なんだかんだと面倒見のいい市柳は無事卒業して山内衆になれたのかな。
    まさか雪哉が勁草院改革を目論んで乗り込んできたとは思いませんでしたが、優秀な人材を確保できてよかったのではないでしょうか。でも南橘家の公近はどうなったのか、心配です。

  • 益々面白さが増量です(ノω`*)雪哉が更に成長し、仲間が増え、頼もしくなりました♪それと同時に問題も深刻化。最後は、謎と問題が立て続けに出てきて次回へ…となったのでモヤモヤッ(*ノÅ`)次早く読みたい!2016.12.28読了。

  • 雪哉、勁草院に入り、主席で卒業するまで。

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著者プロフィール

1991年群馬県生まれ。2012年早稲田大学文化構想学部在学中、史上最年少の20歳で松本清張賞受賞。デビュー作から続く「八咫烏シリーズ」は、松崎夏未氏による漫画化、中台翻訳など進行中。19年『発現』(NHK出版)刊行。

「2023年 『烏は主を選ばない(4)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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