こちら文学少女になります

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 181
感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163905273

感想・レビュー・書評

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  • 二十二歳の文学少女。文芸誌の編集に憧れ出版社に勤めだしたものの、配属先は漫画編集部。漫画を読んだことなどないと話す文学少女はどんな感じになるのか…みたいな内容。職業小説。かなり面白く、いろんな人物との会話に笑ってっしまう。

    印象的なのは、変な人が集まってる漫画編集部だけれど、みんなそれぞれ漫画とはどういうものか考えて、仕事をしているということ。自分の職業の重要性や意味を考えて仕事するのはかっこいいなと思った。

  •  かわいい。
     文学少女かわいいよ文学少女。活字中毒っていいよね。ロマン。

  • 文学大好き少女山田が入社した大手出版社での配属先は、なんと青年漫画誌の編集者。いきなり大御所の還暦漫画家担当になり、作家を激怒させ連載終了。次に担当となったのは当雑誌の看板連載(筒井康隆のパプリカみたいな深層心理に入り込み依頼者の心の病を治す漫画)を担当するも作者が完全秘匿で、編集者としての仕事は受渡しのみ。さらに担当するのはパンチラ&ブラチラ満載の学園エロ漫画。男子の琴線に触れるパンチラを理解できず、人気投票急降下で焦りまくる。「スクープの卵」同様、漫画編集者の日常に触れることが出来て面白い。
    先輩編集者も、チンピラアロハや、茄子体形のグラビア担当、複数の彼女を持つイケ面は彼女達に制服を着せ、描かせる萌えパンチラの角度研究に余念が無い。
    そんな漫画クオリティの更なる高みを目指すメンバーのなかで、この新人編集者の成長が楽しい。

  • ドラマ「重版出来」の映像が頭の中をぐるぐるめぐるのを止められないまま、読了。

  • 【文学少女の私が、青年漫画の編集者に!?】青年漫画誌に配属になった新人女子。大御所を怒らせ、童貞の作家に戸惑う日々だが――。25歳期待の新人による長編エンタメ!

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著者プロフィール

1991年長野県生まれ。信州大学人文学部中退。2014年『気障でけっこうです』で第16回ボイルドエッグズ新人賞を受賞しデビュー。他の著書に『今夜、きみは火星にもどる』『おとめの流儀。』『こちら文学少女になります』『ぼくのとなりにきみ』『ぼくらはその日まで』『悲しい話は終わりにしよう』『放課後ひとり同盟』『友情だねって感動してよ』がある。

「2019年 『行きたくない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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