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著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 312
感想 : 42
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  • Amazon.co.jp ・本 (389ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163906676

感想・レビュー・書評

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  • 新聞記者の女性に比べて東京地検の女性は好感が持てた。

  • やっと読み終えた

  • 若さと美貌で国民的人気を誇り、初の女性総理を目指す越村みやび、福祉の充実を目指し清廉潔白のはずが疑獄事件の渦中に巻き込まれる。最後は彼女と関係ないところでストーリーが進み、なんともすっきりしない終末に。彼女のキャラも前半と後半では大違いで違和感満載。残念。

  • 大物政治家と検察、記者のかけひきが面白かったです。最後、みやびは黙秘のまま起訴となりましたが、果たして冨永は勝ったと言えるのか?淡々と終わった最後の一文からは、代わりに首相になった者も利権欲の塊でしかないものに思われ、正しいことをしても巨悪は滅びることがないという、ただむなしさを感じてしまうラストでした。それでも冨永は職務を全うしていくのでしょうが。。。

  • 高齢者に対する社会福祉サービスと権力闘争に関わる話。何の為、誰の為の政治活動かを一人一人が見つめていく必要があるなと感じた。メモ。
    (1)今やまともな人は政治家になりませんよ。‥敵を作らず些事に拘らずその心持ち行雲流水の人物こそが総理にふさわしい。
    (2)確証が手に入るまでは上司にさえ報告しない。特捜検事の鉄則だった。
    (3)国の主導で新しいビジネスが動く時は何らかの利権が必ず生まれる。その利権は大抵、大物政治家に近い場所にいる連中が独占する。
    (4)不倫だろうが何だろうが男と女になんて好きにやればいいと思っていた。この手の話を騒ぎ立てるのは本当は不倫したいくせにデキない奴らのやっかみだとすら思っている。
    (5)人間の器が小さくなるとプライベートでのカネの使い方がせこくなるくせに、細かい見返りばかり期待する様になる。
    (6)狙いを定めた企業に対しては社内情報に詳しいお友達を作るのが神林の記者活動の基本だ。
    (7)状況に対する最適値を愚直に探し続ける。これは政治活動と同じ作業。

  • 最後まで越村みやびが黙秘するところは良かったが、何故こんなにも頑ななのかの描写が甘いような気がしました(ただ単に私の読解力が無いだけかも)。まあ普通にエンタメ小説ですね。タイトルも何か?な感じです。「夫唱婦随」ならぬ「婦唱夫随」とか?

  • 面白いんだが、いつものように熱くならないな~

    女性初の総理大臣候補と、サービス付き高齢者住宅の利権の話。

    政界と検察とメディアが入り交じって闘うのですが、なんかキャラがぶれてるみたいな感覚でしっくりこなかった。

    文章は飽きずに読めるのですが、イマイチ燃えるような熱い感覚にはならなかったかな。

    真山ファンにはオススメですが、それ以外の人には微妙かも。

    まぁまぁです。

  • いつもなら 進むのに 今回は やっと読み終わった感じ
    自分に合わなかったかも
    検察 女性総理候補 資金援助

  • 面白かった。

  • 2017_07_22-68

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著者プロフィール

1962年、大阪府生まれ。同志社大学法学部政治学科卒業。新聞記者、フリーライターを経て、2004年、企業買収の壮絶な舞台裏を描いた『ハゲタカ』でデビュー。映像化された「ハゲタカ」シリーズをはじめ、 『売国』『雨に泣いてる』『コラプティオ』「当確師」シリーズ『標的』『シンドローム』『トリガー』『神域』『ロッキード』『墜落』『タングル』など話題作を発表し続けている。

「2023年 『それでも、陽は昇る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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