- Amazon.co.jp ・本 (383ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163907185
感想・レビュー・書評
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最終話となってしまったゴーストマンの2作目。
今回は、恋する女性を助けるために追われるストーリー、
ゴーストマンは死を怖れないから冷静&強気、そして超カッコよい。
師匠のアンジェラは主役を張れる位のイイ悪女。
他にも際立つキャラがいたので終了が残念。
クセの無い翻訳で非常に読みやすい作品でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
誰か続きを書いて欲しいくらいの最高なシリーズ
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逃げるが勝ち
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一大エンタメやね。
これから先がないのは悲しい。 -
恩義のある友からSOSが届いた。すべてのトラブルを解決し、彼女を死地から救い出す。それが私の仕事だ。
強奪は洋上で行われた。サファイアを運ぶ密輸船の襲撃。だが船にはサファイア以外のものも積まれていた。はるかに価値があり、はるかに危険なブツが。この強奪を立案したのはアンジェラという犯罪者だった。マカオで待機する彼女のもとに部下の生首とサファイアが一粒だけ届けられた。添えられたメッセージーーブツを返せば残りのサファイアは返す。予想外のトラブルが起きたのだ。これを切り抜けるには信頼できる相棒が要る。
私は世界でも指折りの強盗だ。だが私の素性を知る者は誰もいない。例外はただひとり、アンジェラ。彼女は私の師匠であり、いかにして犯罪者になるか、いかにして強奪を仕切るかを教えてくれたのは彼女だった。彼女のおかげで私は一流のゴーストマンになった。そんなアンジェラから6年ぶりに連絡が届いたーーSOSが。罠かもしれない。罠でも構わない。私は即座に決意する。死地マカオへ飛ぼうと。これは命がけの博打だ。だが、それが私を高揚させるのだ。
マカオで待つのは冷血の殺し屋ローレンス。私たちの退路を断つ中国マフィア。ゴーストマン師弟コンビは知略とテクニックの限りを尽くして戦う。『ゴーストマン時限紙幣』に続く、最高にスタイリッシュでクールな傑作の登場!
原題:VANISHING GAMES
(2015年)
— 目次 —
ゴーストマン 消滅遊戯
解説 -
ゴーストマン2作目、そして作者死亡により最終作となった作品。
前作は全編に緊張感が漲る傑作だったが、本書は若干様相が異なる。ゴーストマンとしての仕事ではなく、本来なら無関係なトラブルに自ら足を踏み入れてしまうのだ。その理由は前作で散々語られた女性・アンジェラだ。男がかつて何らかの関係をもった女のために立ち上がるストーリーは大好きだが、うーん、アンジェラなら一人でもなんとかできたような……。敵役が異常者で、暴力シーンは目を覆いたくなる凄惨さだった。 -
前作よりシャープで、好みかな。面白かったです。でも、もう読めないんだよね。とっても残念。
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『時限紙幣』の衝撃度は薄れている。ブラッドダイアモンドは有名だが、サファイアもそうなのか。ジャックとアンジェラは『SUITS』のハーヴィーとジェシカを彷彿とさせる。シリーズものの中間点という感じで、作者の死で、ここで終わってしまうのが、何とも中途半端で、惜しい。ジャックは何が楽しくて生きているんだろう。『ストリート・キッズ』のニールと似て非なるだね。
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激しい話だった…息付く暇もない展開で、常にピンチで、とても疲れた……
トリックの細部で分からないところもあったのだけど、世の中には想像もつかない世界があるのだなと…
ピアニストの武器は、あるテレビ番組で見たことがある(ドラマ)けど、よく考えるなぁ!