- Amazon.co.jp ・本 (187ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163908045
作品紹介・あらすじ
愛とは何か? 愛は存在するのだろうか。愛が信じられない男をめぐる三角関係36歳の京子と、もうすぐ40歳の俊介。結婚して6年目の夫婦の悩みは、子どもができないことだ。愛なんてこの世にないかもしれない。でも、京子に子どもが生まれたならば。諦めきれない俊介が提案したのは、驚くべき解決策だった。男二人と女一人。過去が思いがけない形で未来へと接続される、危うい心理劇。第158回芥川賞候補作。
感想・レビュー・書評
-
タイトルがとても好みで、装丁もインパクトがあったので、つい手に取ってしまいましたが、これはもう、読んでよかったです
BF*GFという台湾映画の主人公たちの関係性と似ていると思いました、どちらもすきです
みんな情に薄いような感じがしましたが、最後まで読んで、子どもは愛の結晶、なるほどね、となりました
いびつでも、それは3人の愛だったと思います
もう、かなり挟み撃ちにされました
ところどころ劇作家さんならではかな?というト書きのような文章もあって、頭の中で映像として浮かびやすくてよかったです詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ラストの展開が特に演劇的だった。
どれも全て愛である、それがどんな形であっても。 -
なんて残酷な男なんだ俊介…。
表現、描き方が面白い作品。純文学。 -
まあ絶対共感はできないけど結構面白かったな〜最後に怒涛のオチ。
-
途中挫折。
理解できない… -
学生時代の話が、長いし青いし、ちょっとおっさんには辛いな痛いなあ、なんて感じながら、タイトルの意味がなんだろうと思い、3分の2までは頑張って読んだ感じ。残りで一気にパーンと謎解きしてくれて、個人的には不快感があるけれど、これが今時の文学だよね、と思った。
-
2019.11.22
タイトルは最後まで読むとぞっとする言葉
表紙の写真の意図がよくわからない。
不妊の夫婦が昔の友人の精子で妊娠する計画を(夫が独断で)する。
酷く狂っている男。普通なはずがない
結局道具みたいな扱いでできた子供2名付ける名前も名前でひどい
ひどい暴力暴走の末路を見た
三角関係の、「過去、現在、未来」それぞれに復讐を施しているようであった。
なんとも後味の悪い小説か…。