- Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
- / ISBN・EAN: 9784166600953
感想・レビュー・書評
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いわゆる老人ホームにおける高齢者の性問題について真面目に書かれた本。
もう10年以上前に書かれた本ですが、ブックオフでふと目について購入しました。
(本文より)おおざっぱに言って、日本人の性交回数は、若いころは二〜三日に一回、七十歳を過ぎると月に一〜二回と言える
(ただし、高齢になるほど、個人差も大きくなって、ほとんどしない人も半分くらいはいる。)
なので、老人ホームなどでは、性にまつわる色んな問題と向き合っていかなくちゃならんということで、そういう施設で働いたり運営する人を読者に想定した本ですが、
最終章の「79歳と86歳の初恋物語」には思わずもらい涙でした。
こういう話題はテレビや新聞では取り上げられないし、日本人はというか、自分も若い頃には、そういう話題は「年甲斐もない」という一言で片付けられていたんだが、そうも言ってられない時代だし、自分もそういう年代になったんだなぁ・・・ということです。問題は、この問題を取り巻く社会情勢も本書が書かれた10年前の状況とあんまり変わらないようなので、ここはなんとか老人ホームにお世話にならない道を探らねばいかん、ということかな。
(2013/12/23) -
高齢者は恋愛や性には疎くて、聖人のように悟りを開いていくというのは嘘である事が詳しい資料と共に理解できる。
2000年代初頭の刊行なので少し古くなっているところもあるが、今よりも団塊の世代がまだまだ現役の頃(労働人口)だったと思うとそちらのほうがびっくり。
日本的と捉えていいのかわからないが、性の事を秘め事、タブー視する面が強くどうにか美味しい汁だけを吸いたいと言う人が多くなってしまう事も一連のバイアグラ騒動からも読み取れる。 -
内容はだいたい今に通じるけど主に制度や用語に古い部分があるのだけ注意して読むと良いかも
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¥105